東洋療法学校協会の公式サイトの「東洋療法雑学事典」をご紹介させていただきます。
今回は次のテーマについてです。
・はっきり見える―睛明(せいめい)
目頭にある「睛明(せいめい)」というツボは、疲れ目を始めとした目の症状に効果的といわれています。
現代はまさにIT・コンピュータの時代で、生活には欠かせないものとなってきています。
新型コロナウィルス感染症の影響で、仕事も自宅で行う「テレワーク」が浸透してきましたが、これもコンピュータ技術の進歩によるものですね。
そして現代人はスマートフォンやタブレット、パソコンの常時使用で目を酷使します。
コンピュータ作業のし過ぎによるVDT症候群やドライアイ、眼精疲労は、多くの人にとって身近な問題となってきています。
目頭にあるこの睛明というツボですが、このツボの存在を知らなくとも、疲れ目のときには自然に目頭を押さえますね。
まさにその部分が睛明です。
「睛明」の「睛」は目の意味で、「明」は明るいということですから、「睛明」は、はっきりと見えるようにする効果があるわけですね。
また、目だけでなく、精神的な疲れにもこのツボは良いといわれています。その部分を下記に引用させていただきます。
目の疲れは目を使う作業だけではなく、精神的ストレスによっても生じます。東洋医学では目の疲れが続くと、感情や情緒にも影響を及ぼし、イライラ、怒りっぽい、抑うつ状態になると考えています。逆にイライラ、怒りっぽいなどのような精神状態が続くと、目に疲れがでてくると捉えます。何となく目に疲れを覚えたときは、「睛明」を指先で押さえてみましょう。
仕事や勉強に集中しすぎて疲れ目になりかけたら、指でこのツボを押してみましょう。
睛明のツボについては、当サイトでも以前、スマホやPCの眼精疲労を一掃というテーマでご紹介させていただきました。そちらもあわせてご参照ください。
「自分でできるツボ療法」シリーズは他にもいくつかございますので下記をご参照ください。
今回ご紹介した内容は、下記をご参照ください。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。