鍼灸師への道

鍼灸師までのステップ

 鍼灸師になるには、厚生労働省・文部科学省で定められた専門学校や大学を卒業することで国家試験の受験資格が得られます。修業年限は3年以上で、現在、社団法人東洋療法学校協会加盟校では(全国47校)優れた医療人の育成に邁進しています。
学習内容は人体の解剖学、生理学や衛生学公衆衛生学、病理学などの現代医学の知識と、専門分野の東洋医学概論、診断学、治療学、治療実習などが有ります。
また、付属の臨床実習施設においてBSL(ベッドサイドラーニング)も行わなければなりません。

photo_02 しかし、最も大切なことは病める方々の治療を行う医療人として、命の大切さを忘れない真摯な姿勢、人の痛みや心の弱さを理解できる思いやりと寛容性、常に質の向上を求める高い志など、人間としての幅の広さ・教養を身につけることがとても重要です。

写真提供:東海医療学園専門学校


鍼灸師に求められる適性

 鍼灸師の適性として、「学習者としての資質」と「医療人としての資質」を備えていることが求められます。学習者としての資質とは、日ごろの疑問をなおざりにせず自分自身で学ぶ姿勢、生涯にわたり継続して研鑽に努める態度や習慣などが挙げられます。また、医療人としての資質として、患者さんを思いやる援助者としての姿勢や、他者と良好な関係を築くことができるコミュニケーション能力、自分自身を客観的、倫理的に振り返る態度や習慣などが挙げられます。

鍼灸師になるために習得すべき技術・知識

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