「皿を頭に乗せ「焙烙灸」 小矢部、無病息災祈る」という記事が北國新聞のサイトに掲載されています。(北國新聞)
「焙烙灸(ほうろくきゅう)」は、昔から伝統的に行われてきた行事で、夏バテ防止や病気予防のために行われてきたんですね。
一説によると、炎天下で暑さ負けした武将(武田信玄)が、カブトの上から灸をすえたところ、たちどころに全快したのが、「ほうろく灸」という伝統行事になったとも伝えられているそうです。
古くから『土用の丑の日』に実施されてきたんですね。
『ほうろく』という素焼きの皿を頭上にのせ、そこにもぐさを置いて灸をし、加持を行います。
お灸を使った伝統的な行事は、当サイト「鍼灸net」でもいくつか取り上げてきました。こちらもご参照ください。
⇒ 病気の予防にお灸「ひとつやいと」富山県高岡市「瑞龍寺」で
この記事に書かれている行事の様子について一部、下記に引用させていただきます。
参加者はもぐさが燃え尽きるまでの十数分間、熱さを我慢したり、皿をひざの上に置いて手を合わせたりした。水の神で知られる「七面大明神」にキュウリと塩が供えられた。櫻栄住職は「心身をリフレッシュし、自分と向き合う時間にしてほしい」と話した。
焙烙灸は、境内にある「七面堂」の修復を終えた2016年から「土用の丑(うし)の日」に毎年行われている。今年から3日間実施し、20、21日は午前7~10時半に受け付ける。
鍼とともにお灸は、日本で古くから行われてきた治療であり、生活の一部だったようですね。
お灸に関する素朴な疑問については下記をご参照ください。
また、海外でもお灸を活用しているケースはあるようです。
古くから伝わる鍼灸治療が現代でも活躍の場があり、見直されてきているようですね。
今回の記事の詳細は、「北國新聞」のサイトをご参照ください。
◆北國新聞 – 皿を頭に乗せ「焙烙灸」 小矢部、無病息災祈る
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190720202.htm