2017.03.21 MBSニュース
「無病息災を祈る「砂灸」」と題してMBS(毎日放送)ニュースのサイトに記事が掲載されています。
春分の日の3月20日に、砂に付けた足跡に灸をすえて無病息災を祈る、「砂灸」が徳島市で行なわれたようです。
「砂灸(すなきゅう)」は文字通り砂を使用したお灸です。
地方によっていろいろ種類があるようですが、徳島県徳島市では箱に入れた砂に足跡をつけ、その足跡の土踏まずの部分にお灸をするというものなんですね。
万病に効くといわれており、毎年・春と秋の彼岸の中日に行なわれているようです。
お灸を使った行事は当サイトでも何度かご紹介させていただきましたが、いずれも「無病息災」を祈るものでしたね。
⇒ 病気の予防にお灸「ひとつやいと」富山県高岡市「瑞龍寺」で
この「砂灸」も、やはり修行僧によるもので、弘法大師の秘宝として伝えられたそうです。MBSニュースの記事の一部を下記に引用します。
「砂灸」は約250年前、徳島市にある農家を訪れた旅の修行僧が、もてなしを受けたお礼として「弘法大師の秘宝」と伝えたのが始まりだといわれ、春分の日と秋分の日の年2回行なわれています。
古くから伝えられているお灸には、さまざまな方法がありますが、今回のこの「砂灸」はユニークですね。
鍼灸治療として鍼とあわせて使われるお灸には、免疫力をアップしたり、体を温めたり、逆子を直したりと、その用途もたくさんあります。
「お灸」という言葉は知っていても、詳しくはよく知らないという人も多いかと思います。
でも、海外ではじわじわと日本式のお灸が浸透してきているようですね。こちらも是非ご覧ください。
⇒ 日本の伝統医学「鍼灸」の現代的な活用 – ジャパンタイムズ
体のバランスを整えてくれる鍼治療や灸治療ですが、これからもいろいろとご紹介していきたいと思います。
今回の記事の詳細については、MBSニュースのWEBのサイトをご参照ください。
◆MBSニュース – 無病息災を祈る「砂灸」
http://www.mbs.jp/news/kansai/20170321/00000016.shtml