東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「お灸(きゅう)にはどんな種類がありますか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。
鍼灸治療で使用される灸には、いくつかの種類があります。
分類の仕方の一つに、もぐさを皮膚の上に直接のせるか、のせないか、というものがあります。
お灸は、もぐさを燃やして皮膚に熱刺激を与える治療法ですが、皮膚に直接のせるものと、間接的にのせるものとがあるんですね。
もぐさを直接皮膚の上にのせて着火させるものは「直接灸」といいます。
それに対して、直接皮膚にのせないものは「間接灸」といいます。
間接灸は、筒状のものや、台座が付いたものが有名ですね。市販されていたりします。
また、間接灸の中には、皮膚との間に、味噌やしょうが、にんにくなどを入れて使う方法もあります。
このあたりは、当サイトでもご紹介していますので是非ご参照ください。
⇒ 鍼灸とは
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。
お灸(きゅう)の種類は、有痕灸と無痕灸に分ける事ができます。有痕灸は、もぐさを直接皮膚の上で燃焼させ、灸痕を残す方法です。もぐさの大きさや燃焼させる回数によって灸痕のでき方は異なってくるが、普通は米粒の半分ほどの大きさのもぐさを3壮から5壮ほど燃焼させるのが一般的であります。無痕灸は、灸痕を残すことのない施灸方法であります。その中の隔物灸は皮膚上に介在する物を置き、その上にもぐさをのせて燃焼させ、温熱刺激と介在物の作用を期待するものであります。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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