診断名がついていない状態でも鍼灸治療を受けられますか? -「東洋療法雑学事典」更新

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「診断名がついていない状態でも、はり・きゅうの治療を受けることができますか? 」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

病気になった時には、医学的に何らかの診断名がつきますね。

坐骨神経痛、肩関節周囲炎などの運動器疾患を始めとして、急性胃炎、気管支炎、過敏性腸症候群など、内臓の問題も含めてさまざまです。

しかしながら、体調が悪くてお医者さんにかかり、検査としては「特に異常なし」ということで診断名がつかないケースもあるんですね。

 
東洋医学的には、なんとなく不調、具合が悪いという場合でも、治療の対象となり得ます。

鍼灸では特に、体内のバランスを整えることを目的とする場合が多いので、施術をしても大丈夫なんですね。

体にはり・きゅうをすることで、人間がもともと持っている自然治癒力を活用しながら、不調を改善していくようなアプローチが可能です。

 
テレビのコマーシャルでも以前より、「なんとなく不調」という状態を、東洋医学では「未病(みびょう)」とし、病気になりつつある状態、と説明されます。

症状としてはそこまで強くはないけれどもだるい、疲れやすい、などという状態の時には、鍼灸治療をしてみる価値はあるかもしれません。

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

A:できます。病院等ではっきりした病名がつかなくても、なんだか具合が悪いとか、身体がスッキリしない状態などがあります。そのような時でもはりやきゅうの治療を受けて頂いて大丈夫です。症状が改善することがあります。

 
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。

 ⇒ 煙のでないタイプのお灸とは?

 ⇒ どんな人が鍼灸学校に入学する?

 ⇒ 信頼できる鍼治療の施術所は?

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

公益社団法人 東洋療法学校協会は、下記を活動目的としている団体です。

あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうに関する教育の調査研究及び教材等の開発、教員の養成・研修等を行うことによって、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の学校養成施設の教育の振興を図り、国民の保健衛生の向上に寄与することを目的としております。

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(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

 
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