東洋医学でいう「気」とは、どのようなものでしょうか? -「東洋療法雑学事典」更新

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「東洋医学でいう「気」とは、どのようなものでしょうか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

東洋医学では「気」という言葉がよく登場します。

一般的には気は目には見えないけれども、流動的で運動し、作用をおこすとされています。

鍼灸学校で使用される教科書には、「気とは、人体を構成し、生命活動を維持する精微物質を表すとともに、機能を表す言葉でもある。」と記載されています。

少しイメージがしにくいですけれども、現代の言葉で表現するならば、「エネルギー」に近いかもしれません。

 
気は、イメージはしにくいものですが、昔から使われてきた言葉てあるということは、多くの言葉に表れていますね。

電気、空気、根気、陽気、陰気などを始めとして、元気、平気、雰囲気、勇気、蒸気、火気、水気など、ほかにもさまざまな言葉があります。
いずれも、何らかのパワーや状況といった意味が含まれている感じですね。

 
東洋医学的には、気といってもいくつかの種類があって、それぞれの役割があるとされています。

「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

大きく四つに分けると、原気(元気)、宗気、営気、衛気があります。原気とは、生命活動の基本となる気です。宗気とは、呼吸や血液を循環させる機能があります。営気とは、血液中の栄養分となります。衛気とは、体表面をおおって、外から侵入しようとする邪気から、体を保護しています。以上の四つの気が人体に分布しています。

 
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。

 ⇒ 気功の気は鍼灸の気と同じですか?

 ⇒ 身体の不調がなければ鍼灸治療の必要はない?

 ⇒ 注射は痛いのに、鍼(はり)治療はなぜ痛くないの?

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

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(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
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