東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「鍼灸(しんきゅう)で云うところの「気」と「気功」の「気」は同じですか?
鍼灸治療では「気」という概念がよく使われます。
この「気」というのは、いったい何なのでしょうか。
当サイト「鍼灸net」においても、「ツボって何?」のページで、「東洋医学の考えでは、全身を気(エネルギー)と血(体液)が循環して身体のバランスが保たれています。」という表現を使用しています。
⇒ ツボって何?
ですので、気は一種のエネルギーであるという概念が一般的な解釈となります。
しかしながら、失際のところはまだよく解明されていないんですね。
一方で、「気功」は、中国において古くからある伝統の民間療法・代替治療ですね。
その気功で使われる「気」も一種のパワーであったり、やはりエネルギーという認識があります。
以前はテレビなどで、気功によって相手を倒したり、場合によっては飛ばしてしまう、という番組がいくつかありました。
目に見えない力ということで、衝撃的だったんですね。
でも一方では、目に見えないために「あやしい」「本当はない」と考える人も多かったと思います。
この気功の「気」は、鍼灸治療での「気」と同じかどうか、ということが今回の質問です。
似ているようでもありますし、違うものと言われればそうかと思ってしまいますね。
やはり、実際には解明されていないというのが答えのようです。
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。
「一様に同じと言い切るには無理があります。「気」について色々なお話をお聞きすると思いますが、実は「気」はまだまだ解明されていない部分が多くあります。また、鍼灸(しんきゅう)にも気功にも数々の流派があり概念も様々です。」
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