三重県の津市の温泉旅館が、鈴鹿医療科学大学と連携して「鍼灸・薬膳宿泊プラン」を発表し、伊勢新聞の公式サイトに記事が掲載されています。
温泉と東洋医学は昔から生活の一部として、人々の健康維持に役立ってきたと言われています。
どちらも「血行を良くする」ことを目的として、体内のバランスを整えたり、不調を改善するのに効果的だと思われます。
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会においても、当該テーマの講演会などが開催されてきました。
また、温泉と薬膳の組み合わせも、人々の体にとって非常に良い効果をもたらすことは想像できます。
昔から「医食同源」といわれたように、食べ物として口に入れることそのものが医療と同じなんですね。
日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで 病気を予防し、治療しようとする考え方、ということです。
まさに「薬膳」につながる考え方です。
この「温泉と鍼灸」、「温泉と薬膳」というペアは以前からありましたが、「温泉と薬膳と鍼灸」というセットの宿泊プランというのは、全国で初めてなんだそうですね。
鍼灸学科のある鈴鹿医療科学大学と、温泉旅館とのコラボで実現したということなんですね。
この伊勢新聞の記事では、次のように書かれています。一部を引用させていただきます。
記者発表で同旅館おかみの前田厚子さんは「健康と美に関心のある四十~五十代の女性がより元気にさらにきれいになるお手伝いができれば」、同大の高木純一理事長は「研究成果を社会に還元するのは大学の使命。面白い発展に期待する」
人々のの健康をサポートする、東洋医学としての鍼灸、体に良い食事、そして癒しの温泉のセットは、考えただけで心地よさそうですね。
今後も鍼灸医療がさまざまな形で人々の役に立っていけるといいですね。
今回の記事の詳細については、伊勢新聞の公式サイトをご参照ください。
◆伊勢新聞 – 温泉・鍼灸・薬膳で美しく 湯元榊原館が新プラン 鈴鹿医療大と連携
http://www.isenp.co.jp/news/20170303/news05.htm