「陸上・桐生祥秀選手に日本記録を実現させた『鍼灸』のスゴい力」という記事が、講談社「現代ビジネス」のサイトに掲載されています。
陸上の桐生祥秀選手といえば、100メートル陸上競技で日本人初の9秒台という記録を作ったことで有名ですね。
2017年9月9日に、福井市で行われた日本学生陸上競技対校選手権の、男子100メートル決勝でその記録が出ました。
その陰には、鍼灸師である専属トレーナーの後藤勤さんの鍼灸治療によるメンテナンスがあったんですね。
桐生選手のインタビュー記事については、当サイトでもご紹介させていただきました。
こちらも併せてご参照ください。
⇒ 日本陸上競技短距離走 桐生祥秀選手・後藤勤トレーナー インタビュー
桐生選手の今までのご苦労や、鍼灸に対するコメントが印象的ですね。
この記事の中でも書かれていますが、鍼灸治療は西洋医学の補完的な位置づけだったけれども、ここ数年は実験データも蓄積しつつあり、鍼灸は科学的で有効な治療法だと表現されています。
そのことについて書かれている部分を下記に引用させていただきます。
代替医療あるいは補完医療と呼ばれ、西洋医学のサブ的な位置づけに甘んじてきた鍼灸だが、無作為的比較試験(RCT)によるエビデンス(科学的根拠)の積み上げが進み、さまざまな疾患、症候群、不定愁訴に対する有効な治療法としての評価が高まっている。
2018年に公表された国際疾病分類 (疾病及び関連保健問題の国際統計分類; International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems (ICD))の第11回改訂版 (ICD-11)では「第26章 伝統医学の病態-モジュールI」として漢方や鍼灸、柔道整復などの伝統医療が新設され、適応する病名と患者の体質を示す「証(しょう)」と診断ルールなど、およそ300項目の記載が決定した。
西洋医療ばかりが重んじられてきた医療の世界に、大きな変革の波が押し寄せている。鍼灸はもはや、“エビデンスに欠ける非科学的な治療法”ではなくなりつつある。
古くからある医療である鍼灸ですが、以前は「はりは痛そう、怖そう、怪しそう」といったイメージがありましたが、最近はだんだんとその秘密が明らかにされつつあるようですね。
先日のNHK番組でも、何度か鍼灸について取り上げられました。
こちらも是非ご参照ください。
⇒ 東洋医学ホントのチカラ~最新科学で迫る鍼灸(しんきゅう)の秘密~ NHK総合テレビ
来年に迫った、2020年の東京オリンピック・パラリンピックですが、その頃にはさらに、鍼灸治療による体のメンテナンスは常識になっていくかもしれませんね。
この記事には、「なぜアスリートに鍼灸が良いか」についても書かれていますので、その点についても興味深いです。
ご参照いただければと思います。
今回の記事の詳細は、講談社「現代ビジネス」のサイトにをご参照ください。
◆講談社「現代ビジネス」 – 陸上・桐生祥秀選手に日本記録を実現させた「鍼灸」のスゴい力
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64419