がんの治療によって生じる副作用と痛みを鍼灸で治療している鍼灸院についての記事が、アメリカの地方紙のサイトに掲載されています。(Carroll County Times キャロル郡タイムズ)
メリーランド州で鍼灸院を開設しているリリー・ヒさんは、がんの治療によって生じるドライマウスや疲労、ほてり、吐き気、神経障害、消化器症状などの治療をしているそうです。
がんの治療といえば、放射線と抗がん剤が有名ですが、どちらを使った場合もさまざまな副作用があることが知られていますね。
さらに、彼女の鍼灸院に来る患者のほとんどには痛みもあるそうです。
ということは、ほとんどの患者は複数の症状を抱えているということですね。
治療を始めるのは、早ければ早いほどよく、定期的に通うことも重要だそうです。
がんの種類やできた場所が異なっていても、放射線や抗がん剤に特有の副作用に効果があるのかが気になるところです。
そんな質問に彼女が答えている部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆3回から5回治療しても何も感じなければ、私は力になれないと知らせて他の鍼灸院に行くか、他の方法を探してほしいと伝える。
◆しかし、これまでのほとんどの患者に反応が見られた。
彼女は、定期的に通うのが大変な遠方からの患者には、通いやすい場所にある鍼灸院を紹介しているそうです。
州によりますが、アメリカのがん専門病院では、医師や看護師が積極的に鍼灸師を紹介しているそうです。
かかっているお医者さんや看護師さんに鍼灸の相談ができるのはいいですね。
当サイトでは、病院内で行われているがん患者のための鍼灸治療も紹介しています。こちらもご参照ください。
また、今回の記事と同様に、がん患者のつらい治療の副作用には鍼灸が役立つという話題は何度かご紹介させていただきました。
がんに対する医療において、鍼灸治療が活躍する場がますます多くなってきているようですね。
今回の記事の詳細は「キャロル郡タイムズ」のサイトをご参照ください。
◆Carroll County Times – Carroll patients complement cancer treatment with acupuncture
https://www.carrollcountytimes.com/news/local/cc-acupuncture-carroll-20181008-story.html