病院内で鍼灸師の協力を得てがん患者の生活の質が改善していく様子を記録したドキュメンタリー映画が公開されたとニュースサイトで紹介しています。(GlobeNewswire グローブニュースワイアー)
アメリカの鍼灸協会(ANF)と鍼灸学会認証委員会は、がん患者の治療における鍼灸の役割を探る新しいドキュメンタリー映画をリリースしました。
映画は、カリフォルニア州オレンジカウンティ小児病院で脳腫瘍と診断され、過酷な治療を経て回復していくケイド君とマックス君という2人の少年の姿を記録したものです。
小児がんの少年とその家族は、鍼灸のどのような助けによって生活の質を改善させていったかが感動的に描かれています。
鍼灸は、がん患者に特有の疲労感、吐き気、痛みなどを和らげるのに役立つんですね。
鍼灸協会のバウアー会長が、このドキュメンタリー映画を作った意図を語っています。
会長の言葉を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆鍼灸は確かに人気が高まっているが、その可能性は過小評価されている。
◆古代から行われてきたヘルスケアのアプローチが現代の医療にどのように組み込まれるべきかを示すドキュメンタリーを制作したかった、と鍼灸協会のマシュー・バウアー会長は語った。
ケイド君の場合は、がんとその治療によって起きる問題だけでなく、2回目の脳手術後に起きた脳梗塞からの回復過程でも助けになったそうです。
30分の記録映画は、鍼灸協会のウェブサイトに行けば無料で視聴できるようになっています。
⇒ Acupuncture Now Foundation (ANF)
当サイトでは、がん治療の副作用に鍼灸が役立つという記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
がん治療における薬の副作用にはさまざまなものがありますが、鍼灸治療がそのつらさを軽減できる可能性があるということですね。
つらい症状が続く場合は試してみる価値がありそうですね。
今回の記事の詳細は「グローブニュースワイアー」のサイトをご参照ください。
◆GlobeNewswire – 2018.05.07 New Documentary Explores Acupuncture’s Potential in Helping Cancer Victims
https://globenewswire.com/news-release/2018/05/07/1497769/0/en/New-Documentary-Explores-Acupuncture-s-Potential-in-Helping-Cancer-Victims.html