「獣医鍼灸のメリット」という記事がアメリカの獣医学雑誌「dvm360マガジン」のWebサイトに掲載されています。(dvm360 2025.1.2)
「dvm360」は、獣医の専門家のための情報を提供している会社で、各種の医療ニュースを公開しています。
「dvm」というのは、「Doctor of Veterinary Medicine」の略で、獣医師という意味です。
鍼灸治療は古代の中国より何千年もの間、人間の健康をサポートしてきましたが、この記事では、同様に動物に対しても鍼によって動物を助けてきたということが書かれています。
人間と同様に動物においても、経穴(ツボ)に鍼をすることで、炎症の改善や痛みの軽減、血流の改善の効果が期待できるということなんですね。
そのことが書かれている部分を下記に引用させていただきます。
There are a lot of studies showing that what it does is it targets the body or tells the body where to heal itself. So, it reduces inflammation, it reduces pain, it releases endogenous steroids in the body to reduce inflammation. It also releases like feel good hormones, like endorphins; and it obviously increases blood flow to the area and to the region.
ポイントは次の通りです。
・多くの研究でツボは、身体に対して自己治癒すべき場所を指示したりする効果があることが示されている
・これはすなわち炎症を抑え、痛みを軽減し、炎症を抑えるために体内の内因性ステロイドを放出する
・さらにエンドルフィンのような快感ホルモンも放出し、その部位やその領域への血流を増加させる
獣医の先生がたのお話や、動物に対する鍼灸治療については、当サイトでもいくつかご紹介してきました。そちらもあわせてご参照ください。
⇒ 愛犬に鍼治療 獣医は小動物に代替鎮痛剤と癒しを提供 - アメリカ
人間と同様にペットや動物においても、鍼灸治療は体の痛みを取り除く奇跡の治療法といわれたりしているんですね。
鍼灸のからくりはまだまだ完全には解明されていませんが、今後も研究が進むにつれて少しずつ、いろいろなことが分かってくることと思います。
今回の記事の詳細については「dvm360」のサイトをご参照ください。
◆dvm360 – The benefits of veterinary acupuncture
https://www.dvm360.com/view/the-benefits-of-veterinary-acupuncture