東洋療法学校協会の公式サイトの「東洋療法雑学事典」をご紹介させていただきます。
今回は次のテーマについてです。
・自分でできるツボ療法-湧泉(ゆうせん)
足の裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボも、鍼灸治療でよく使われます。
このツボは足の内くるぶしから膝側に数センチ上がったところにあります。
足指を足底側に曲げると足の裏に人の字が現れ、その交点に凹みができます。その凹みが「湧泉」です。
昔から疲労回復や足腰の問題に、そしてリラックス・リフレッシュの効果を期待して使われてきました。
「泉が湧く」と表記しますので、大地から泉が湧き出すように、人間にとっても活力・パワー湧き出すツボと考えられています。
「大地からの気やパワーを足の裏で受け取る」という解釈をする場合もあるんですね。
いずれにしても活力の根源に関連しますので、元気が無い状態や疲労感を感じるときに効果的といわれています。
湧泉の効能について書かれている部分を下記に引用させていただきます。
「湧泉」は疲労回復の他にリラクセーションにも効果があります。3分間程度、「湧泉」を中心に土踏まず周辺をゆっくり指圧すると下半身から全身の疲労がスーッと抜け、とても身体が軽くなります。その日の疲れはその日のうちにとる、「湧泉」の指圧はそんなリフレッシュ効果が期待できます。
この湧泉というツボは疲労回復・リフレッシュ、そして足腰の問題や足の冷えの改善に使われますが、それ以外にも「耳鳴り」などにも使われるんですね。
湧泉については過去に何度か取り上げていますので、こちらもあわせてご参照ください。
昔から「青竹踏み」などで足の裏をマッサージするようなことがされてきましたが、湧泉のツボへの刺激の意味も含まれていたんですね。
今回のこの湧泉というツボは、足の裏のツボですので、普段の生活においても刺激しやすい場所にありますね。
自分でできるツボ療法として、続けていくといいでしょう。
今回ご紹介した内容は、下記をご参照ください。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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