「メンタルヘルスと東洋医学」という記事が、エポックタイムズのサイトに掲載されています。(エポックタイムズ 2019.11.19)
慌しい現代社会においては、さまざまなストレスにより、心理面・精神面に負荷がかかり不調になる人がいらっしゃいます。
とくにここ数年のIT技術の進歩で、仕事内容の変化や効率化により、コンピュータを支配するはずの人間が、逆にコンピュータに振り回されるといったことも多くなってきているかもしれません。
精神的な疲れは肉体的な疲れよりもダメージが大きく、回復しにくいこともあるでしょう。
メンタル面のサポートの方法のひとつとして、鍼灸治療を始めとる東洋医学が、ここ数年、注目されてきています。
今回の記事では、身体の不調は体のバランスが崩れることで起こる、と書かれています。
体に熱がこもったり、水分不足により病気を引き起こす、とのことです。
東洋医学には、ものごとを二つの面から考える「陰陽」という考え方があります。
陰と陽は、熱と冷え、ともいえますし、温める力と冷やす力、動かす力と鎮める力、と考えることもできます。
体の中のバランス調整は、このように相反する力が均衡することによって平衡を保っています。
そのバランスが崩れてしまうと、病気になってしまうんですね。
「病は気から」というように、精神面の負荷が、このバランスを崩す原因になりうるということだそうです。
当サイトでも以前、ストレスに対する鍼灸治療をいくつかご紹介させていただきました。こちらもあわせてご参照ください。
⇒ イギリスの研究でも支持されたうつ病への鍼灸の効果 - アメリカ
今回のエポックタイムズの記事では、メンタルに効果的なツボが紹介されています。
それらは、百会(ひゃくえ)、内関(ないかん)、神門(しんもん)です。
不眠症やうつにも効果が期待できるとのことですので、試してみてはいかがでしょうか。
内関などは、日本でも古くから「酔い止め」のツボとして知られてきました。
自律神経や精神面・リラックスさせる効果と関連がありそうです。
記事の一部を下記に引用させていただきます。
内関 このツボを押すと、睡眠の質が上がると言われており不眠症、ストレス、乗り物酔いにも効果的です。内関は2本の腱の間、手の関節の横ジワから指3本の幅ほど肘に向かったところにあります。親指でツボをマッサージします。
記事で紹介されている内関は、経絡でいうと「心包経(しんぽうけい)」、神門は「心経(しんけい)」に属します。
「心」という漢字が使われるということで、やはり心理面・精神面への働きが、これらのツボにはあるのかもしれませんね。
今回の記事の詳細については、エポックタイムズのサイトをご参照ください。
◆EPOCH TIMES – メンタルヘルスと東洋医学
https://www.epochtimes.jp/p/2019/11/49096.html