鍼灸はアキレス腱障害の治療に有効と北米で鍼灸オンライン教育を実施しているサイトが軍人の臨床事例を詳しく紹介しています。(HealthCMi ヘルスケア医学研究所)
アキレス腱障害は、スポーツ選手や軍人の間ではよくあるようです。
アキレス腱炎というのは、アキレス腱が炎症を起こした状態のことで、けがの後遺症などで起きる痛みを伴う腱の状態を言います。
その効果的な治療法は、スポーツ選手や兵士として成功するうえで不可欠です。
ネバダ州ネリス空軍基地のマイク・オキャラハン軍事医療センターに勤務して、海外に配備されている兵士の治療管理もおこなっているホークス博士は、2つの臨床事例を発表しました。
2つの症例の鍼治療は、海外遠隔医療支援システムのひとつとしてテントの施設で実施されたそうです。
1人の患者は、アキレス腱炎でひどい痛みがありましたが、鍼灸には懐疑的だったそうです。
ところが、鍼治療を受けると歩けるようになり、その後走ることもできるようになったそうです。
もう1人の患者もアキレス腱に痛みや腫れ、機能障害があったそうですが、2か月の鍼治療後に全ての症状がほとんどなくなったそうです。
ホークス博士はこれを報告書にどのように書いたのか、その部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆ホークス博士は、報告書の中で基本的な中国伝統医学について述べた。
◆アキレス腱障害の早期治療記録は、現存する中国最古の医学書とされる『黄帝内経』に記述がある。
この治療では電気鍼が使用されたそうですが、最近の研究では、電気的な刺激で損傷した腱を強化することも実証されそうですね。
当サイトでは、足の問題に対する鍼灸治療や対処法なども紹介しています。こちらもあわせてご参照ください。
2000年以上も昔の古代中国から続いている鍼灸治療は、今後も人間の健康に役立っていくことと思います。
今回の記事の詳細は「ヘルスケア医学研究所」のサイトをご参照ください。
◆HealthCMi – Acupuncture Achilles Tendon Repair Finding
https://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1865-acupuncture-achilles-tendon-repair-finding