オフィス街の鍼灸院が、ビジネスマンをターゲットにしたお急ぎ鍼灸が人気だとアメリカのデジタル専用ニュースサイトで紹介しています。(Philly Voice フィリィヴォイス)
国立衛生研究所によると、アメリカでは鍼灸の人気が年々増加し、今では年に300万人以上が治療を受けているそうです。
鍼灸師のジュリー・ムーアさんは、IT企業の管理職として20年以上働いてきました。
ところがひどい片頭痛で鍼灸治療を受けたときに、効果があまりにも大きかったことから、それまでのキャリアを捨てて鍼灸師のキャリアに変更したそうです。
資格を取得するとさっそくフィラデルフィアのビジネス地区で鍼灸院を開設。
同時に、忙しく働くビジネスマンのためのお急ぎ鍼灸治療を提供し始めたそうです。
企業で働いた経験がある彼女は、ビジネスマンは治療の時間がとれないことを知っていたからなんですね。
彼女がそのコンセプトを述べている部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆ここでよい治療を受け、1時間以内にオフィスの机に戻れることが基本的にわたしの目標です。
通常の完全なケアは約75分かけて、カッピングやスイナと呼ばれる中国式マッサージなども行いますから、それに比べると、必要最低限のことだけを凝縮して実施しているわけですね。
ムーアさんのお急ぎ治療のアイデアは、じつは先例がありました。
近年、スパの予約は、ビジネスマンが昼休みを利用した簡単マッサージや美容トリートメントが人気なんだそうです。
忙しいビジネスマンでも仕事の合間に気軽に立ち寄れるところがポイントなんですね。
当サイトでは、フィラデルフィアのコミュニティ鍼灸も紹介しています。こちらもご参照ください。
現代社会の仕組みにあわせた形で運営する鍼灸治療院も、今後は増えてくるかもしれませんね。
今回の記事の詳細は「フィリィヴォイス」のサイトをご参照ください。
◆Philly Voice – In a rush? Philly acupuncturist offers ‘on-the-go’ treatment
https://www.phillyvoice.com/philly-acupuncturist-lunchtime-treatment-center-city-alternative-medicine/