医師が痛み止めの薬物を処方する代わりに鍼灸を推奨するようになったアメリカで、美と健康のための情報誌サイトが最新情報を紹介しています。(シェイプ)
大多数の医師は鍼灸の専門教育を受けていませんが、患者に鍼灸治療を勧める立場になっている、というのが2018年のアメリカの医療状況です。
開業医は必要に迫られてさまざまな鍼灸情報を求め、全米各地の大学医学部では、鍼灸の可能性をあらためて探求する研究が増えているようですね。
アメリカでは今、フランチャイズの鍼灸院が増えていますが、みんな同じではなく、じつは中国式、日本式、韓国式の3つのタイプの鍼灸治療があるんですね。
ハーバード大学医学部のジョセフ・オーデット博士は、一般の人が鍼灸治療を受ける前に知っておくべき基本について説明しています。
鍼灸治療の基本は、対応する身体の部分に関連すると考えられる特定のツボに鍼を入れるというところでこれは共通です。
違いについて述べている部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆主な違いは、鍼自体とその配置である
◆中国の鍼は太く、皮膚に深く挿入される
◆セッションごとにより多くの鍼を使用し、体の広い領域をカバーする傾向がある
それに対して、日本の鍼は、経絡とツボに焦点を当てて細い鍼を軽く肌に押し付ける、と紹介されています。
韓国の鍼はというと、治療しようとする状況に応じて、4本の細い鍼を戦略的に配置するそうです。
3つそれぞれにメリットがありますが、鍼の刺さる感覚に神経質になってしまう初心者は、日本式か韓国式がいいとのことです。
当サイトでは、フランチャイズの鍼灸院が増えていると話題になった記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
アメリカでは、ますます鍼灸治療がメジャーになってきているようですね。
おそらく日本でもそのようになっていくのではないかと思います。
今回の記事の詳細は「シェイプ」のサイトをご参照ください。
◆SHAPE – 2018.06.03 Why You Should Try Acupuncture?Even If You Don’t Need Pain Relief
https://www.shape.com/lifestyle/mind-and-body/acupuncture-treatment-benefits