1970年代にチュニジアに導入された中国の鍼灸は今、両国の友好の架け橋となり、その人気はますます高まっているという記事が、新華社通信英語版サイトに掲載されています。(xinhua 新華社通信)
アフリカ北部に位置するチュニジアには、中国の医療支援として1974年から鍼灸治療を実施する医療チームが派遣されるようになりました。
首都チュニスの北部の農村地帯では、慢性関節リウマチと脊椎症に罹患している人が多いそうですが、多くの人が病院の治療は高価で受けられないそうです。
この地域には毎週、5人の中国人医療チームがやってきて、およそ30キロ圏内で無料の鍼灸治療を提供しています。
学校の教員をしていたころ、ケヒラさんは脚の関節炎で苦しんでいましたが、それが鍼灸治療ですっかりよくなったことを大変な幸運だと感じてきたそうです。
そこでケヒラさんは、退職後の2016年11月に引っ越しをして、鍼灸チームが使える場所に住まいを移し、そのリビングルームを改装して診療所として提供したそうです。
毎週土曜日の午後は、そこが50~60人の患者でいっぱいになるとのことです。
どんな雰囲気なのかを伝える部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆男性と女性の患者は2つの部屋に分けられた。
◆中医師が治療のために患者の肌に優しく鍼を置いていくと、患者同士がおしゃべりを始めてリラックスしていく。
チュニジアの鍼灸の広がりは、こうした協力者に支えられているんですね。
当サイトでは以前、アフリカで中国の鍼灸が広まっているという記事を紹介しました。こちらもご参照ください。
アメリカやヨーロッパだけでなく、アフリカ大陸においても、じわじわと鍼灸治療が普及しつつあるんですね。
今後もますます広がっていくことでしょう。
今回の記事の詳細は新華社通信のサイトご参照ください。
◆xinhua – 2018.03.25 Feature: Chinese acupuncture cures patients in rural Tunisia
http://www.xinhuanet.com/english/2018-03/25/c_137064670.htm