記者のストレス解消体験記 – アメリカ

2017.12.20 GQ
ストレスへの対処には鍼灸が一番という、雑誌記者が自らの鍼灸体験を綴った記事が、「GQ」誌アメリカ版のWEBサイトに掲載されています。

過去1年間に最悪のストレスを経験したという記者が、心身ともに危険なレッドゾーンに入ったと自覚した夏ごろ、ニューヨークのダウンタウンにある鍼灸院に通い始めたそうです。

鍼灸については、話を聞いたことはあるけれども経験したことはない、というのがニューヨークっ子の平均的な姿で、記者もその一人だったとのことです。

鍼灸院「レスト」は、日本と北欧のミニマリズムを思わせるインテリアに、植物のポトスや優しいフルートの音楽が流れる白い箱のような場所なんですね。

記者はここに2週間に1回通い、鍼灸師のナオイユキコさんに鍼を打ってもらったそうです。

ナオイさんは、「これまでに会った人の中で一番いい人」と記者が絶賛するお気に入りです。

 
記者の体調がどんなふうに変化したかを述べている部分を以下に引用します。

Bi-weekly appointments have lifted my average disposition from the dangerous red zone to an ambivalent yellow. Life is 35 percent more bearable, all thanks to the strategic placement of some needles in my skin.

要点は以下のようになります。

◆隔週で通ううちに、私の状態は危険なレッドゾーンから平均してイエローゾーンまでに引き上げられた。

◆戦略的に何本かの鍼を配置していくことで、わたしの人生は35%増強された。

鍼灸に通う前は、毎日不安にさいなまれ強迫観念に苦しむ日々を送っていたそうですが、それがかなり和らいだというわけですね。

鍼灸治療が、不安や強迫観念にどの程度有効かまだ詳細はわかっていませんが、この記事では、鍼灸はそういう臨床試験が難しいと気づくことに価値があると結んでいます。

 
当サイトでは、今回と同様の記者による鍼灸レポートや、ストレスや不眠に鍼灸が効果的であるというという記事をご紹介しました。こちらもご参照ください。

 ⇒ 怖がり記者の鍼灸治療体験記 – アメリカ

 ⇒ 不眠、不安、便秘なら鍼灸 – オーストラリア

最初は半信半疑だけれども、受けてみるととてもリラックスできるというのも、鍼灸治療のすばらしさのひとつなんですね。

 
今回の記事の詳細は「GQ」のサイトをご参照ください。

◆GQ – Acupuncture Will Solve Your Stress, Even if Needles Freak You Out
https://www.gq.com/story/acupuncture-to-deal-with-stress

 
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