2017.09.10 hindustantimes(ヒンドゥスタン・タイムズ)
鍼灸とはどんな治療法で、どんな効果やメリットがあるのかという記事が、インドの新聞サイトで紹介されています。
アーユルヴェーダという伝統医学のあるインドにおいても、数千年の歴史があるとされる中国伝統医学は、存在感のある代替医療なんですね。
鍼灸師でオステオパスのフィリップ・マスロ博士が一問一答形式で答え、初心者でも鍼灸治療をイメージできるように伝えています。
鍼灸の強みは何かという質問に対しては、世界に通用するアプローチで、症状だけを治療するのではなく、全人的治療を行うという大事な基本を解説しています。
そして、目標は身体機能のバランスを取り戻すことであり、それにより治癒するだけでなく、予防にもなるのが鍼灸の強みだと答えています。
鍼灸で使われるツボについては、患者の反応や経過によって変わりうるもので、使用される鍼の本数も変化すると聞くと、少しイメージがわいてきますね。
左右対称に置かれることが多い鍼の配置については、教える学校によって異なると説明しています。
鍼灸には何を期待できるかという質問に対する答えを以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆例えば、がんのような病気は、鍼灸治療の範囲を超えている。
◆しかし、鍼灸は化学療法による副作用の予防には有効である。
◆鍼灸師のところに行くときは、どんなことを期待しているかを伝えることが重要になる。
当サイトでも、化学療法による副作用に対する鍼灸治療の例をいくつかご紹介させていただきました。こちらも是非ご覧ください。
これからの医療は、西洋医学と東洋医学のコラボレーションが主流になっていくかもしれませんね。
今回の記事の詳細については「ヒンドゥスタン・タイムズ」のサイトをご参照ください。
◆hindustantimes – A guide to acupuncture for beginners: What happens during a session and its benefits
http://www.hindustantimes.com/fitness/a-guide-to-acupuncture-for-beginners-what-happens-during-a-session-and-its-benefits/story-7tT8GPka6n0G6l6v61RnhM.html