「しんきゅう院 休業要請なく苦境」という記事が、神奈川 NHKニュースWEBのサイトに掲載されています。(神奈川NHK NEWS WEB 2020.4.21)
新型コロナウイルスの影響による「緊急事態宣言」で、鍼灸院は休業要請の対象外となっています。
休業要請の対象となる業種では、一定の条件を満たした場合に最大30万円の協力金が支給されますが、対象とならない業種には協力金の支給はありません。
休業要請の対象でなければ、業務続行ということになりますが、一方で、鍼灸院の場合には、(患者さんが)感染リスクを避けるために予約がキャンセルになるというケースが多いんですね。
休業せず業務を続けていても、予約がなければ経営が成り立ちません。
施術所の家賃や光熱費などは出ていく一方になるんですね。
多くの鍼灸師にとって、現状は本当に厳しい状況となっています。
この記事で取り上げられている鍼灸院の院長は、次のように話しています。(一部を引用させていただきます)
「事業の継続を求められ、私も仕事を続けたいが、経営は厳しくなっている。休業が要請されていない業種でも影響は大きいので、何らかの支援が必要だ」
鍼灸院に来院する患者さんの中には、ぎっくり腰などで急を要するケースが多々あります。
一方で、「健康管理」「病気の予防」という目的の人や、「痛みがあるけれどもがまんできないほどではない」という人もいらっしゃいます。
後者の場合は多くのかたがこの時期に「予約を控える」ことになります。
業務を続けていても予約はなく、コストがかさむ一方ですので、国からの何らかのサポートが必要だと思います。
今回の記事の詳細については、神奈川 NHK NEWS WEBのサイトをご参照ください。
◆神奈川 NHK NEWS WEB – しんきゅう院 休業要請なく苦境
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20200421/1050009959.html