「杉山和一像 見つかる」という記事が、タウンニュース藤沢版のサイトに掲載されています。(タウンニュース藤沢版 2020.2.28)
杉山和一さんは、江戸時代に「鍼医(はりい)」として活躍した盲目の鍼灸師です。
鍼医というのは、鍼や灸を使用して治療を行った職業・人のことなんですね。
伊勢国安濃津(現在の三重県津市)出身で、検校(けんぎょう)であることから「杉山検校」と呼ばれることもあります。
検校は、中世・近世日本の盲官(盲人の役職)の最高位の名称です。
杉山和一さんについては、過去のこちらの記事もご参照ください。
この杉山和一さんの木造座像が最近、江島神社で見つかったそうです。
長い間この像は所在不明だったようですが、見つかったんですね。
専門家による鑑定で明らかになったとのこどてす。
杉山和一さんは、徳川綱吉を担当した医師ということでも有名です。
そして視覚障害者のための教育機関も作ったことでも知られています。
そのことが書かれている部分を下記に引用いたします。
木像は高さ約50cm。座禅を組む袈裟姿の男性をあらわしている。
杉山和一は江戸で活躍した鍼医。徳川綱吉の医師として当時の盲人の最高位「検校」を授かり、世界初の視覚障害者のための教育機関を設立したことでも知られる。
現代の「管鍼」の技術は、和一が江の島の岩屋で修行する中で気付きを得たといわれ、現在も江島神社内に墓所が残るなど藤沢に縁深い。
この像は保存状態もよく、修復後は文化財指定にもなり得るとのことです。
一般公開も予定されているようです。
奈良時代頃に中国から伝わった東洋医学、鍼灸ですが、古くから日本において伝統医療として根付いてきました。
江戸時代では徳川将軍の健康管理もしていたというのは凄いことですね。
その江戸時代に活躍した盲目の鍼灸師・杉山和一さんの像が、見つかってよかったですね。
今回の記事の詳細は、「タウンニュース藤沢版」のサイトをご参照ください。
◆タウンニュース藤沢版 – 杉山和一像 見つかる
https://www.townnews.co.jp/0601/2020/02/28/519652.html