「両前足麻痺のチワワが鍼治療で歩けるように…ペットの悩みに東洋医学からのアプローチ」という記事がデイリースポーツのサイトに掲載されています。(デイリースポーツ 2019.8.16)
この記事では、2年ほど前に両方の前足に麻痺が発生し、立てないほどになってしまったチワワが、鍼灸治療によって改善がみられたというお話が紹介されています。
高齢の犬だったために、全身麻酔を避けるということで、鍼灸治療を試してきたようです。
最初は毎週の鍼灸治療だったようですが、改善が見られてきた現在では、隔週の治療を続けているとのことです。
ペットの病気に対しても最近は鍼灸治療が活用されるケースが増えてまいりましたね。
鍼灸netでも以前ご紹介させていただきましたが、海外においてもペットに鍼灸治療をするというニュースがいくつかありました。
こちらも是非ご参照ください。
ペットの体にも人間と同じようにツボがあり、鍼による刺激によって体のバランスが整うといわれています。
人間と同じように、動物においても、体内の環境のバランスが乱れると病気になるということですね。
そのアンバランスを鍼灸治療によって整えていくということなんですね。
そのことが書かれている部分を下記に引用させていただきます。
鍼も人間と同じものを使います。東洋医学では、体のバランスの乱れが原因で病気になると考えられていて、その乱れを鍼や漢方で整えていくのですが、バランスを整えるには、鍼を局所に打つのではなく、全身に打つことが必要になります。犬のツボは360以上あると言われていて、大型、小型は関係ありません。打つ鍼の本数は症状や体調によって変えていきます
この記事にも書かれていますが、東洋医学では、病変部分のみではなく体全体にアプローチしていくんですね。
西洋医学では基本的に、病変が発生している局所が治療のメインとなるかと思います。
ですが、鍼灸治療では、もちろん局所に鍼や灸をすることも重要ですが、病変部分から離れたツボにも施術をしていきます。
体全体に対してアプローチするという部分に、東洋医学の秘密が隠されているかもしれませんね。
今回の記事の詳細は、「デイリースポーツ」のサイトをご参照ください。
◆デイリースポーツ – 両前足麻痺のチワワが鍼治療で歩けるように…ペットの悩みに東洋医学からのアプローチ
https://www.daily.co.jp/society/life/2019/08/16/0012613480.shtml