針(鍼)に対する恐怖症の克服に取り組む鍼灸師をニュージーランドのニュースサイトが紹介しています。(stuff スタッフ)
鍼灸師であり催眠療法のセラピストでもあるケイト・オコナーさんは、恐怖症対応の最先端にいる専門家です。
針などの先がとがったものを見ただけで精神的に動揺する恐怖症は、よく見られる不安障害のひとつです。
見るだけで動揺するくらいですから、それを身体に刺すとなると、かなりの恐怖になってしまうわけですね。
精神衛生と看護、それに助産術も学んできオコナーさんは、針恐怖症の人には、これまで学んできた落ち着かせるテクニックを適用しているそうです。
針を見るだけで動揺してしまうような恐怖症の人でも、オコナーさんが催眠療法と鍼灸の2つを組み合わせることで、鍼治療を喜んで受けることができるようになるそうです。
針恐怖症だった人が鍼治療を大好きになっていく部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆ひとたび呼吸法の訓練を受けて安全だということがわかれば、鍼灸の施術をリラックスして楽しむことができる。
ニュージーランドでは、毎年8月に首都ウェリントンで鍼灸世界会議が開催されています。
今年の会議にオコナーさんはゲストスピーカーとして出席し、針恐怖症の人が鍼に夢中になる方法をプレゼンテーションしたそうです。
当サイトでは、鍼を怖いと感じていた人が克服して鍼灸治療を継続できるようになった記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
鍼灸治療はただでさえ「痛そう」「怖そう」と思われがちです。
尖ったものに恐怖を感じてしまう恐怖症の人たちにとっては鍼灸はもっと恐ろしいものかもしれません。
でも実際に鍼灸治療を体験してみて、体のバランスが整ったり痛みが取れて楽になれば、考え方は変わっていくかもしれませんね。
今回の記事の詳細は「スタッフ」のサイトをご参照ください。
◆stuff – Acupuncturist tackles fear of needles
https://www.stuff.co.nz/national/health/106148663/acupuncturist-tackles-fear-of-needles