動物のための鍼灸治療の人気が高まっているという記事がアメリカのテレビ局グループのサイトに掲載されています。(WLTX19)
アメリカでは、鍼灸が腰痛治療の第一選択になったこともあり、鍼灸のことを知らないという人は少なくなってきました。
では、動物のための鍼灸は今どうなのか、獣医で鍼灸師でもあるリズ・クッティーノ博士に聞いています。
今日の動物病院では、必要に応じて薬物療法や、手術、レーザー治療だけでなく、さまざまなケアが動物たちに行われます。
鍼治療は、病気のペット、アスリートの動物、高齢のペット、がんになった動物、跛行の症状があるペット、手術後のペットなどに行われるそうです。
つまり、人間の場合とほとんど同じで、痛みのコントロールや癒しのために行われているということなんですね。
2017年12月に後肢が麻痺して動物病院に運ばれてきたネコの治療経過について語ったクッティーノ博士の言葉を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆後肢をほとんど使わない歩行しかできなかったネコに、約3か月間、医療と鍼を組み合わせた治療をした
◆2018年2月、再び歩くことができるようになった。
動物にはその動物ならではの特徴があり、疾患や障害もさまざまですが、鍼は、ネコのような小さなペットにも有効なんですね。
リスクがほとんどないというのも人間の場合と同じだそうです。
当サイトでは、馬の背中の痛みによって引き起こされる行動上の問題を鍼灸治療によって解決したという記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
ペットや動物、そして人間にも優しい鍼灸治療は、これからも親しまれていくことでしょう。
今回の記事の詳細は「WLTX19」をご参照ください。
◆WLTX19 – 2018.02.21 Pets Find Pain Relief Using Medical Acupuncture
http://www.wltx.com/article/news/local/pets-find-pain-relief-using-medical-acupuncture/101-521464190