東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「風邪の症状に、鍼灸(しんきゅう)は効果があるのですか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。
カゼをひいた時には、多くの人は「かぜ薬」を服用します。
頭痛や発熱、のどの痛み、鼻の症状など、いわゆるカゼ薬は、そういった症状を鎮めてくれるものですね。
ただ実際には、かぜそのものを根本的に治す薬というものは、一般的には「ない」といわれています。
かぜを引き起こすウィルスに対しては、薬ではなかなか対処できないんですね。
では、鍼灸治療は「かぜ」に効果があるのでしょうか。
昔から、鍼灸院でかぜを治療するというのは、よくされてきたようです。
特に関西地方などでは、かぜをひいた子供は、鍼灸院に行って「はり・きゅう」の施術を受けるのが通例だったんですね。
ひいてしまったかぜを、鍼灸治療によって早く治すことができるといわれています。
あるいは、かぜになりにくい体にするのにも、鍼灸治療は良いでしょう。
いわゆる抵抗力や免疫力をアップする効果があるといわれています。
当サイトでも、病気の手前の段階で体のバランスを整えるという「未病治」について、いくつかご紹介させていただきました。こちらも併せてご参照ください。
⇒ 医療費抑制のカギ – フジTV「新報道2001」 鍼灸や漢方も紹介
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。
鍼灸治療では、かぜの治療の際には、名前に「風」という字を含むツボがよく使われます。
また、カゼの漢字「風邪」は、東洋医学では「ふうじゃ」といって、他の邪気を誘導する性質があるといわれています。
鍼灸治療では、この風邪に対してアプローチしていくことで、かぜの治りを早めているのかもしれませんね。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。