頭に鍼を打っても大丈夫? -「東洋療法雑学事典」更新

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「頭に鍼(はり)を打っても大丈夫なのでしょうか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

 
最近は鍼灸治療がかなり身近になってきましたね。

鍼灸は昔ながらの肩こりや腰痛などの治療以外にも、テレビやインターネットで有名人が顔に鍼をしている様子が紹介されたりと、随分メジャーになってきました。

顔に鍼をするというのも、知らない人にとっては驚きですが、見た目の印象よりずっと優しい刺激で、痛くないんですね。

顔にも鍼をしますから、当然、頭に鍼をすることもあります。

今回の東洋療法雑学事典では、頭に鍼をして大丈夫なのかという質問です。

 
結論から言えば「大丈夫」ということになります。

一般的な鍼灸治療でも、頭にあるツボに鍼をすることは多いんですね。

顔への鍼と同様に、何となく頭に鍼をするのは怖いと思うイメージを持つ人も多いでしょう。

しかし、頭に鍼をしたとしても、頭皮とその下の筋肉に鍼が刺さるだけですから、心配はありません。

仮に深く鍼を刺そうとしても、頭蓋骨があるので頭の中にどんどん鍼が刺さってしまうわけではないんですね。

 
当サイトでは以前、頭にあるツボについてご紹介しましたのでこちらもご参照ください。

 ⇒ 頭にも鍼をすることがある?

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

A:頭蓋骨があるために頭の奥深くまで鍼(はり)が刺さることはありません。頭の鍼(はり)は皮膚面に対して水平に寝かせて打つことが多いですが、真っ直ぐに刺してもせいぜい数ミリ程度の深さにとどめます。もちろん赤ちゃんには大泉門(だいせんもん)・小泉門(しょうせんもん)という頭蓋骨が完成されずにふさがっていない部分がありますから、成人のように鍼(はり)をさすことはしません。

 
頭には数十個のツボがあり、鍼灸治療の中で使用する頻度も比較的高いんですね。

また、頭皮鍼といって、頭に刺すことをメインとする鍼灸治療法もあります。

人気女優の波瑠さんの頭皮鍼について、こちらも以前ご紹介させていただきました。

 ⇒ 波瑠さんも体のケアに鍼灸治療 頭皮鍼

 
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

 → 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

 
womanhead2a