2017.09.21 Norwich Gazette(ノーリッチ・ガゼット)
自然療法医として開業しているホルニャック博士による、鍼灸とはどのようなものかという解説の記事が、アメリカの地方紙のサイトで紹介されています。
鍼灸は、5000年以上前の中国で始まったと考えられる、世界で最も古い治療システムの一つだという説明から始まっています。
具体的には、鍼灸の基本は12の経絡に基づいています。
各経絡は異なる臓器のシステムにリンクされていて、体の表面全体に400か所以上鍼治療のツボがあります。
ツボに関しては科学的なアプローチによる調査も行われているんですね。
鍼灸治療で何が起きるかについての説明の部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆鍼灸は気と体のバランスを回復させる
◆また、血液の循環を増加させ、エンドルフィンを放出し、セロトニンを増加させることによって、疼痛および炎症を減少させる
その結果として、痛みを取り除き、免疫やホルモンが関わる病気や、気分障害、吐き気などを調節するのに有効であると多くの研究からわかってきたわけですね。
最後に、アメリカで大きな社会問題となっている依存症についても触れています。
鎮痛薬、マリファナ、コカイン、アルコール、ニコチンなどの中毒性禁断症状の治療にも有益だと解説しています。
緩和される症状としては、不眠、筋肉痛、発汗、下痢、渇望、悪心、不安などが含まれるそうです。
当サイトでは、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が効果とその科学的根拠を認めた症状や疾患を紹介しています。こちらもご参照ください。
⇒ 鍼灸の効果
今回の記事の詳細は「ノーリッチ・ガゼット」のサイトをご参照ください。
◆Norwich Gazette – SPOTLIGHT ON NATUROPATHIC MEDICINE: Acupuncture treatment for physical and emotional pain
http://www.norwichgazette.com/2017/09/21/spotlight-on-naturopathic-medicine-acupuncture-treatment-for-physical-and-emotional-pain