2017.03.15 The Record(ザ・レコード)
鍼治療は鍼灸師が行いますが、ドライニードルは誰が行うのかという記事がニュージャージー州の地方紙のニュースサイトに掲載されています。
鍼灸はツボに施術しますが、ドライニードルは痛む場所に超極細の鍼を刺入して筋膜のトリガーポイントや筋肉を刺激するという違いがあります。
ドライニードルは、欧米では広く普及していて、多くの場合、理学療法士が行っているようです。
ところが、アメリカは州によって法律が違うため、ややこしい話になる場合もあるようですね。
ニュージャージー州の東洋医学鍼灸師会のジェイソン・サルギス会長は、鍼灸師のみが鍼を用いるべきだと主張してきました。
そうなると、ドライニードルの教育を受けた理学療法士はそれに反対しますよね。
2006年に始められた議論は、紛糾してきたようですが、今年になってようやく結論が出ました。
リリースの内容を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆何年もの議論の末、ニュージャージー州検事総長室が出した結論は、理学療法士は鍼やドライニードルを用いる治療はできないとするものだった。
アメリカでは、理学療法士はドライニードルを業務範囲に含めると多くの州で認めています。
ただし、7つの州では認めていなかったので、それにニュージャージー州が加わることになったわけですね。
日本では、理学療法士はドライニードルを施術できませんが、鍼灸師か医師ならできます。
当サイトでは、日本の鍼師灸の資格について紹介しています。こちらもご参照ください。
⇒ 鍼灸師は国家資格
各州で法律の違うアメリカは、さまざまな分野で問題が起こりうるんですね。
今回の記事の詳細については地方テレビ局KEVNのサイトに掲載されている記事をご参照ください。
詳細についてはザ・レコードのニュースサイトに掲載されている記事をご参照ください。
◆The Record – Cedar Grove acupuncturist takes on national issue
http://www.northjersey.com/story/news/essex/verona-cedar-grove/2017/03/15/cedar-grove-acupuncturist-takes-national-issue/99183260/