2017.03.16 Stripes.JAPAN(ストライプス・ジャパン)
日本のお灸とはどういうものか、懇切丁寧に教えてくれる記事が、駐留米軍向けストライプス・ジャパン紙のサイトに掲載されています。
日本で鍼灸治療といえば、鍼と灸どちらも一般的なものですよね。
アメリカでは、痛みの治療に鍼が用いられることが多くなっているものの、お灸をする鍼灸師は少ないそうです。
東洋医学では、身体の経絡に沿って流れている気血に対し、適切なツボにお灸で熱刺激をすると、詰まりが解消されて流れがスムーズになると考えます。
鍼灸師の及川明氏の鍼灸院では、伝統的に伝えられてきた約600のお灸のツボがあり、症状によってお灸をする場所が異なることを紹介しています。
続いて、お灸をする上で大事なポイントを聞いているので以下に引用します。
“I actually apply moxa on the navel no less than 50 times when I treat patient who complains chronic cold hands and legs,” he said.
要点は以下のようになります。
◆及川氏によれば、お灸でよい結果を得るうえで大事なことは、同じツボに繰り返しお灸をすること。
◆手足の慢性的な冷えを訴える患者を治療する場合は、50回以上おへそにお灸をする。
具体的なお灸の回数までわかると、お灸をまったく知らない人でもちょっと想像できますね。
続いて、市販のお灸を買ってきてどのようにすればセルフ灸ができるかを丁寧に紹介しています。
鍼灸を知らないアメリカ人向けに書かれたお灸指導ですが、日本人の初心者も参考になりそうです。
当サイトでは、鍼灸とはどういうものかについて掲載しています。こちらもご参照ください。
⇒ 鍼灸とは?
過去に、体をあたためるためのセルフ灸の記事を掲載しました。こちらもご参照ください。
お灸は昔から伝わる民間の医療です。
この日本のお灸が世界で注目されているのは嬉しいことですね。
今回の記事の詳細についてはストライプス・ジャパンのサイトをご参照ください。
◆Stripes.JAPAN – Moxibustion: Feel the burn
http://japan.stripes.com/travel/moxibustion-feel-burn#sthash.9t68PnOK.dpbs