東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「鍼(はり)を刺された時、痛みがある時とない時があります。それはどうしてですか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。
鍼灸治療で使用される「鍼(はり)」は、一般的にイメージされている「針」とはだいぶ異なります。
縫い針や注射針を体に刺すと考えると、非常に痛い印象がありますよね。
鍼灸で使用される鍼は、ずっと細いので、鍼を刺した時に感じる痛みはほとんどありません。
あるいは、場合によっては多少の痛みを感じますが、それは皮膚にある「痛点(つうてん)」に当たった時といわれています。
また、鍼が体に刺さったあとに、また別の痛みとして感じる場合もあります。
これは以前ご紹介した「ひびき」というものですね。
必ずしも痛みとして感じるわけではありませんが、独特の感覚があります。
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。
「皮膚の表面にはいろいろな感覚の受容器と言って、感覚の受け入れ場所があります。それは目で見ても分からないほど小さいもので、その受容器に鍼(はり)先が入ると痛く感じ、入らなければ痛くありません。また、鍼を刺している時に血管を傷つけてしまうと痛みを感じます。」
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。