ドイツの健康ポータルサイト、ライフラインに「お灸の熱で生命エネルギーの流れを調節」という記事が掲載されています。
ドイツといえば、伝統的な日本の鍼灸の発展を促進する団体「国際日本伝統医学協会(IGTJM)」があります。
以前、当サイトに、この協会の学会が開催されたという記事を掲載しました。
ヨーロッパの中では、ドイツは日本の鍼灸や漢方薬に関心を寄せる人が多いんですね。
とはいえ、一般の人の多くは、お灸についてほとんど知りません。
そのため、健康ポータルサイトでは、鍼灸や漢方薬をわかりやすく紹介することに力が注がれています。
この記事の内容はざっと次のようなものです。
・人間の体には特定の経絡があり、生命エネルギーである気が流れる
・気の流れが妨害されると、さまざまな問題や病気が起こる
・ツボにお灸をすえると、その熱刺激により乱れた経絡が調い、再び気が流れる
こうした説明のあと、次のようなお灸の種類や用い方を具体的に紹介しています。
・間接灸と直接灸の違い――隔物灸と塩灸、棒灸、灸頭鍼、箱灸など
・どんなときにお灸が適応となるか――病気のほか、慢性疾患の不快感、病後の回復期、逆子など
・お灸が適さないケースとお灸のリスク
さらに、関連情報として、カッピング、鍼治療、指圧マッサージなどについての記事も掲載しています。
詳細な解説を見ていると、ドイツ人の代替療法への関心の高さを垣間見る気がしますね。
当サイトには、「はり・きゅう」の基礎知識をわかりやすく解説した「鍼灸FACT BOOK」を掲載しています。こちらもご覧ください。
今回の記事の詳細については、Lifeline(ライフライン)のサイトをご参照ください。
◆Lifeline – Moxa: Lebensenergie durch Warme des Beifus
http://www.lifeline.de/therapien/moxa-moxibustion-id157215.html