2016.09.17 ダイヤモンド・オンライン
少し前になりますが、「米で注目のうつ・自殺対策、日本独自の『無痛鍼灸』とは」という記事がダイヤモンド・オンラインに掲載されています。
日本独自の「てい鍼術」は、鍼を刺さないので痛くないのが特徴です。
鍼灸の鍼は髪の毛と同じくらい細いので痛くないといっても、物理的に体に侵入することには変わりありません。
どうしても鍼は苦手、という人には「てい鍼術」が向いているかもしれませんね。
また、うつ病などの精神疾患を発症している場合や、緊張しやすい方なども、てい鍼術なら安心して受けられそうです。
西洋医学と代替療法の併用に積極的なアメリカでも、痛くない鍼灸治療に関心が高まっているようです。
鍼灸を始めとした東洋医学の考え方では、うつは気の流れが極端に滞っている状態と捉えて治療します。
実際にどんなふうに治療するかが紹介されている部分を以下に引用します。
うつ病で、鍼灸が特に苦手そうな人に対しては、治療のファーストステップとして刺さない鍼の「てい針」を行う。その理屈は、身体の表面に流れている気が悪いと、体内の気も上手く流れない。だから身体の表面の経絡を撫でて、表面に流れる気のめぐりをよくしてあげるというもの。まったく痛みがないため、痛くされたら2度と来なくなってしまうような、うつ病患者の治療に有効だ。
全文を読むには、ダイヤモンド・オンラインのサイトをご参照ください。
うつ病の身体症状には、睡眠障害、疲労感、首や肩のこり、頭痛などがありますが、どれも鍼灸治療の得意とする領域です。
キャベツにたとえられる心の病気の構造は、層をなすいくつもの症状を、痛みのない鍼灸治療で1枚1枚剥がしていくような作業になるんですね。
このようにしてうつ病の症状を軽減していくことで、自殺を減らすことにつながるのではと期待が高まります。
うつ病と鍼灸治療については、鍼灸Q&A、鍼灸の効果でもご紹介しています。こちらもご覧ください。
⇒ 鍼灸Q&A
⇒ 鍼灸の効果
この記事の詳細は、ダイヤモンド・オンラインのサイトをご参照ください。
今回の記事の詳細については、ダイヤモンド・オンラインのサイトをご参照ください。
◆ダイヤモンド・オンライン – 米で注目のうつ・自殺対策、日本独自の「無痛鍼灸」とは
http://diamond.jp/articles/-/102229