American Head and Neck Society(AHNS)のアレルギー性鼻炎ガイドライン2015に、鍼治療が初めて掲載されました。
AHNSは、アメリカの頭頚部学会と訳せるかと思いますが、頭や頚まわりの疾患を専門的に扱う学会ですね。
頭頚部は、人間の体にとっては非常に重要な部分でもあります。
このAHNSが出す臨床診療ガイドラインがあるのですが、「アレルギー性鼻炎ガイドライン2015」に、鍼治療について書かれた文章が掲載されたとのことです。
世界の主要医学系雑誌に掲載された記事(論文等)を調べることができるデータベース「PubMed (パブメド)」にも掲載があるようですね。
詳細は、全日本鍼灸学会のWebサイトから閲覧可能です。
原文の一部を引用しますが、下記の通りです。
(5) Clinicians may offer acupuncture, or refer to a clinician who can offer acupuncture, for patients with AR who are interested in nonpharmacologic therapy.
ざっと日本語に訳すと次の通りだと思います。
(5) 非薬物療法に興味を持っているアレルギー性鼻炎患者に対して、臨床医は鍼治療を提供するか、あるいは鍼治療を提供することができる治療者を参照することができます。
アレルギー性鼻炎という疾患に対して、鍼灸治療の効果が期待できるということですね。
日本にも鼻炎に苦しんでいる人は多いですから、これを機に日本でも浸透していくといいですね。
詳細は全日本鍼灸学会のページをご参照ください。
◆全日本鍼灸学会 – お知らせ 【鍼灸学術情報】AHNSアレルギー性鼻炎ガイドライン2015に鍼治療が初めて掲載されました。
https://ssl.jsam.jp/contents.php/010000CagOqe/