五十肩への鍼治療 - 産経新聞

「【痛みを知る】五十肩 エイエイオーが効果的 森本昌宏」という記事が、産経新聞WESTのサイトに掲載されています。(産経新聞WEST 2020.1.8)

いわゆる「四十肩」や「五十肩」は、40代から50代の人に現われやすい病気です。

肩の関節を動かすことで痛みが生じ、腕を上げづらくなったり、服の着脱が困難になったりします。

病名としては「肩関節周囲炎」と診断されます。

 
五十肩の原因は、加齢により血流障害などによって生じる退行性変化といわれています。

通常は半年から1年程度で自然治癒するようですが、放置していると肩が固まってしまうこともあるんですね。

治療法としては、鎮痛薬のほかに運動療法もありますが、この記事によると「エイエイオー体操」がおすすめだそうです。

肩関節周りの運動によって、血流改善を促すということですね。

 
この記事では他に、鍼灸治療も紹介されています。

肩周りのツボや腕のツボに鍼をして、電気を通す治療が良いとのことです。

一部を下記に引用させていただきます。

 ペインクリニックでは、トリガーポイント注射と肩甲上神経ブロックなどの治療を併用する。発症早期であれば、1回の注射で治ることも多い。

その他、鍼(はり)治療も効果的だ。“尺沢(しゃくたく)”、“中府(ちゅうふ)”、“手三里(てさんり)”、“巨骨(ここつ)”、“外関(がいかん)”と呼ばれる経穴(けいけつ=ツボ)に鍼を刺入した上で10分程度の低周波通電を行う。

尺沢(しゃくたく)や手三里(てさんり)は肘付近にあるツボです。

中府(ちゅうふ)や巨骨(ここつ)は肩周りのツボですね。

外関(がいかん)は手首の近くです。

いずれも、肩関節の動きに関連するツボですので、よく使われます。

 
当サイトでも五十肩には鍼灸がおすすめという話題を取り上げてきました。こちらもあわせてご参照ください。

 ⇒ 「はり・きゅう」治療は何にいい?腰痛や頻尿改善も-日経新聞

 ⇒ 鍼灸の適応症や保険適応について

 
加齢によるもので、次第に自然によくなっていくとはいえ、五十肩の痛みはつらいものです。

まずは「エイエイオー」体操を試してみて、あまり改善しない場合は、鍼灸という選択肢もあります。

昔から四十肩・五十肩には鍼灸治療が効果的といわれてきましたので、お困りの場合は一度、鍼灸を試してみる価値はありそうですね。

 
今回の記事の詳細は、「産経新聞WEST」のサイトをご参照ください。

◆産経新聞WEST – 【痛みを知る】五十肩 エイエイオーが効果的 森本昌宏
https://www.sankei.com/west/news/200108/wst2001080017-n1.html

 
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