鍼灸は飲み込みができない人を助ける – アメリカ

2017.09.12 Futurity(フューチュリティ)
鍼灸は嚥下(えんげ)困難の患者を助けるかもしれないとアメリカの大学の研究情報共有サイトで研究経過を報告しています。

嚥下困難というのは、食べ物や飲み物を飲み込めなくなる状態です。

まったく飲み込めなくなった場合の治療法は、手術をするか、3か月おきに内視鏡を使った注射を繰り返すそうです。

どちらの治療も痛くてつらそうですね。

 
ノースカロライナ大学医学部で食道疾患を専門とするマルコ・パティ教授は、鍼灸を用いた治療の可能性を探る調査や実験をしてきました。

20年以上前、香港での研修医時代に、麻酔をせずに鍼を打って手術を受けた人を目撃して以来、鍼が秘める大きな可能性が気になり始めたそうです。

これまでの調査でわかったことは、鍼灸治療によって下部食道括約筋の圧力を下げられるということです。

つまり、食べ物や飲み物を飲み込みやすくする方法がわかったということだそうです。

そしてようやく患者を対象にした臨床研究に入るところまできたんですね。

パティ教授の言葉を以下に引用します。

“The surgical procedures we do are fairly invasive, so our patients would really like an alternative like acupuncture that causes no pain.” Patti says.

要点は以下のようになります。

◆「外科医が行う手術は患者の体への負担が大変大きいため、痛みのない鍼灸のような代替手段を患者は心から待ち望んでいる」とパティ教授は言う。

次の段階では、治療の効果を確かめ、それを維持するためにどのくらいの頻度で鍼を打つ必要があるかを見つけていく作業になるそうです。

鍼灸の可能性を引き出して、嚥下困難を鍼灸で治療できる日がくることを期待したいですね。

 
当サイトでは以前、治療法のない病気の子供に鍼灸治療をする医師の記事や、神経麻痺に対する鍼灸治療などをご紹介しました。こちらも併せてご参照ください。

 ⇒ 難病の子供に鍼灸治療

 ⇒ アンジェリーナジョリーさん顔面麻痺を鍼灸で改善 – アメリカ

 ⇒ 鍼通電治療で神経細胞が再生する可能性 – アメリカ

体のバランスを整えてくれる鍼灸治療は、今後もさまざまな病気やつらい症状の改善に、活用されていくことと思います。

 
今回の記事の詳細については「フューチュリティ」のサイトをご参照ください。

◆Futurity – Could acupuncture ease trouble swallowing?
http://www.futurity.org/acupuncture-swallowing-disorders-1540492/

 
gohan1a

 


 


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