未病治とはどういうことでしょうか? -「東洋療法雑学事典」更新

東洋療法学校協会の公式サイトで「東洋療法雑学事典」が更新されています。
「テレビのCM等で「東洋医学で言う未病治とは・・・」ということを聞きますが、「未病治」とはどういうことでしょうか?」という疑問とそれに対する回答が掲載されています。

 
テレビのコマーシャルなどで、東洋医学についての話を取り上げられることがあります。

「未病治」というキーワードが出てくることも確かにありますね。

この「未病」は、病気にはまだなっていないけれども、何となく体の調子が悪い、という状態です。

放置しておくと病気になってしまう状態なんですね。

病気になり始めていると言ってもいいかもしれません。

 
東洋医学のひとつである鍼灸治療は、体のバランスを整えることが得意です。

「病気になりかかっている状態」はまさに、体のバランスが崩れかかっている時、とも言えます。

この状態で鍼灸治療にかかると、崩れかかった体のバランスを整えてくれるんですね。

つまり、「病気になる前に、体を整えて、健康状態に戻す」というわけです。

 
病気になる前に治すということで、「未病治」(みびょうち)といわれます。

病気にかかってしまってから治すよりも、ずっと効率が良いかもしれません。

費用の削減にもなりますね。

同様の内容のお話を以前もご紹介させていただきましたので、こちらも是非ご覧ください。

 ⇒ 医療費抑制のカギ – フジTV「新報道2001」 鍼灸や漢方も紹介

また、未病についてはこちらでも取り上げていますのでご参照ください。

 ⇒ 健康な私でも鍼灸治療を受けても良い? -「東洋療法雑学事典」更新

 ⇒ 「鍼灸(しんきゅう)ニュースレター No.17」 地域包括ケアシステムと鍼灸〈2〉

 
鍼灸治療は、病気になる前の段階で体に対してアプローチします。

規則正しい生活に食事・睡眠・適度な運動、そして東洋医学のサポートで健康を維持してゆきたいですね。

 
「東洋療法雑学事典」の中では、今回の質問の回答は次のように書かれています。

「未病治」は「みびょうち」と読み、「未だ病まざるを治す」と読みます。「病気になってしまう前に養生をして、健康状態を取り戻す」という考え方です。この考え方が、東洋医学のコンセプトになっています。また、同じ意ですが最近は「治未病(ちみびょう)」という言い方をする方も増えています。

その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。

 → 東洋療法学校協会はこちら
(「東洋療法雑学事典」のページをご確認ください)

 
鍼灸についての基本情報をまとめた「鍼灸ファクトブック」も当サイトにはございますので是非ご覧ください。

 ⇒ 鍼灸ファクトブック

 
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