PubMedに、アトピーなどの皮膚疾患に対し鍼治療の効果があったという論文記事が掲載されています。
PubMedは、世界の主要医学系雑誌に掲載された記事(論文等)を調べることができるデータベースですが、
今回のものは「Acupuncture as a Treatment Modality in Dermatology: A Systematic Review」というタイトルで掲載されています。
Dermatology、つまり皮膚科学における、処置様式としての鍼、ということですね。このシステマティックレビューです。
システマティックレビューですから、文献の調査やランダム化比較試験(RCT)などによりデータの偏りを限りなく除いた分析、ということですね。
概要としては、皮膚疾患に対する鍼治療の効果について、過去の24の研究のうち17の研究で有効性を認めた、という内容です。
アトピー性皮膚炎の痛みや、にきびのアクネ菌の除菌などに対し、鍼治療の効果が見られたとのことです。
非常に興味深いですね。
アトピーや皮膚疾患に対する鍼灸治療については当サイトでもご紹介していますのでご参照ください。
⇒ 鍼灸ニュースレター No.1 (Topics アトピー)
また、アレルギー疾患として「花粉症と鍼灸治療」については、こちらもご参照ください。
今回のPubMedの情報は、PubMedの公式サイトをご参照ください。
◆PubMed – Acupuncture as a Treatment Modality in Dermatology: A Systematic Review
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=26115180