鍼灸銅人経とは – 銅人形とその仕組み

鍼灸銅人経・銅人形とその仕組みについてご紹介します。

中国の宋の時代に、「鍼灸銅人経」という銅人形が、医学の国家試験に使用されていたそうです。

この銅人形には、経絡と360か所以上の経穴(ツボ)が作られています。

歴史書によると北宋の仁宗の時代に翰林院の医官だった王惟一(おういいつ 987年~1067年)が作ったとされています。

この銅人形のツボに針を刺し、正確にツボに当たると人形の中から水あるいは水銀が出てくる、という仕組みが組み込まれているんですね。

背中の部分が開く形で、水または水銀を補給する仕組みのようです。

日本でも江戸時代に鍼灸医学のためにこのような銅人形が作られて、当時の医者は使用していたようですね。

 
最近では、NHKのドラマ『馬医』の中での鍼灸銅人経が登場します。

参考サイト:navicon ナビコン 「馬医」
http://navicon.jp/news/20215/

 
また、本サイト「鍼灸net」におきましても、”鍼灸の歴史資料の紹介 「はりきゅうミュージアム」”のページの動画の中で、銅人形について解説していますので、どうぞご覧ください。

 →鍼灸の歴史資料の紹介 「はりきゅうミュージアム」のページ

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