腰痛に対する鍼灸の効果は?

腰痛に対して鍼灸は効果があるのでしょうか。

腰痛になったことがある人は分かると思いますが、腰が痛くなると日常生活に支障をきたします。急激に起こる「ぎっくり腰」もとても辛いですし、腰の重だるさや慢性的に続く痛みも嫌ですよね。

日本人で慢性的に腰が痛い、いわゆる慢性腰痛を持っている人は意外に多いようです。

毎日新聞系のマイナビニュースに「働き盛りのビジネスマンの29.9%が、”3カ月以上長引く”腰痛持ちだと判明」という記事が掲載されていました。(2014/12/08版)

それによると、20代から40代のビジネスマン8745人のうち、3ヶ月以上続く腰痛を持つ人はおよそ3割いる、ということが分かったそうです。

腰痛にはいろいろな原因があると言われていますが、腰の骨や関節に問題をかかえているケースは原因が明らかです。例えば、変形性腰椎症、腰部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折、悪性腫瘍などです。

ですが、これらは割合としてはそれほど多くなく、日本人が経験する腰痛はほとんどが筋筋膜性腰痛といって筋肉の緊張によるものなんですね。急性のものは「ぎっくり腰」、慢性のものは「慢性腰痛」と呼ばれています。

これらの筋筋膜性腰痛には鍼灸治療が効果的であると言われています。

筋肉が緊張することによって起こる腰痛ですから、鍼灸治療によって筋肉の緊張を解き、症状の緩和や改善が期待できるんですね。

腰痛に対して鍼灸はどのような効果・効能が働くのでしょうか。

これについては「鍼灸の効果」のページでも記載していますが、鍼灸刺激は神経を刺激して血行を促進して痛みや疲労の原因となる物質を老廃物として排出する作用があると言われているんですね。

 → 「鍼灸の効果」のページへ

また、「鍼灸の保険適用6疾患」の中にも、やはり腰痛が入っています。

◆鍼灸の保険適用6疾患

・神経痛 ― 坐骨神経痛など
・リウマチ ― 急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの
・腰痛症 ― 慢性の腰痛、ギックリ腰など
・五十肩 ― 肩の関節が痛く腕が上がらないもの
・頸腕(けいわん)症候群 ― 首から肩、腕にかけてしびれて痛むもの
・頚椎捻挫(けいついねんざ)後遺症 ― 首の外傷、むちうち症など

辛い腰痛には鍼灸治療を是非お試しください。

 
マイナビニュースについて詳しくは公式サイトをご覧ください。

◆マイナビニュース 「「働き盛りのビジネスマンの29.9%が、”3カ月以上長引く”腰痛持ちだと判明」
 http://news.mynavi.jp/news/2014/12/08/254/