気象病とはどのようなものなのでしょうか。自律神経のバランスを整えるツボも合わせてご紹介します。
気象病とは
気象病という言葉が最近、よく聞かれるようになりました。
気象病とは、文字通り気象の変化によって体調が悪くなる病気のことです。
よく、「雨の日になると古傷がうずく」と言います。
これは、雨の日など湿度が上がったり気圧が低くなると、以前ケガをした部分が痛くなったり、腰痛や頭痛を引き起こすことですね。
先日も、大型の台風18号と台風19号が二週連続で日本に上陸しましたが、体調不良を訴える人が多かったようです。
このように、湿気や気圧の変化が人々の体調に影響するため、テレビなどでもお医者さんが「気象病」という言葉を使うようになりました。
気圧が低くなると体内から「ヒスタミン」という物質が分泌されて、このヒスタミンが痛みを引き起こすと言われています。
また、気圧の変化は自律神経にも影響があるようですね。
自律神経には、主に活動時に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経とがあります。
気象の変化でこれらの自律神経のバランスが崩れるんですね。
自律神経バランスを整えるツボ
自律神経を整えるツボがいくつかありますのでご紹介します。
◆百会 (ひゃくえ)
頭のてっぺんにあるツボで、両耳を上方に向かって結んた線と、鼻の上方に向かう線との交点です。
軽く押すとズーンと響くような感覚があります。
「心を落ち着かせる」というツボですので、軽く押してみると良いでしょう。
◆労宮 (ろうきゅう)
両手のひらの中央のツボです。こちらも軽く押すと心地よい響きがありますね。
このツボも「心を落ち着かせる」効果があると言われています。
◆太衝 (たいしょう)
足の甲にある、足の親指と人差し指の付け根の間の、少し手前にあるツボです。
イライラを鎮めるツボと言われています。
補足ですが、気象病と夫婦喧嘩とには関連があるとして、少し前に話題になりました。
日本気象協会からの発表で、『気象病』が起こる可能性がある日に
『車の運転や夫婦喧嘩にはご注意を注意』と呼びかける、異例の気象情報を出したそうですね。
天気が悪くてイライラしたり心を落ち着かせたいときは、これらのツボ押しが効果的かもしれません。
気象病というと雨の降る前(気圧の下降時)とかに発症すると思われている方が多いと思います。私もそうでした。なので、晴天で穏やかな天気の時でも発症(私の場合は頭痛)するので私の頭痛は気象とは関係がないものと思っていました。とことが、頭ツール(気圧の変動予想)というサイトを知り晴天の日でも気圧が下がることをしりました。晴天の日でも頭痛がひどくなるのです。頭ツールの気圧変動と頭痛の重い軽いは一致するのです。びっくりしました。気象病は天候ではないのです。気圧変動で生じるのです。ですから、ご自分の頭痛は気象とは関係ないと思っている方は大間違いです。一度、頭ツールというサイトをご覧になることをお勧めします。そして、鍼灸士さんも気象病ではないという患者さんあるいは原因不明の緊張性頭痛の患者さんに気象病に効くと気象病研究医師の第一人者
(佐藤 純著・低気圧頭痛は治せる)が推奨する気象病には抗めまい薬が有効ということからめまいに効く針治療をすることをお勧めします
気圧の低下は穏やかな晴天時にも発生します。これを啓蒙してください。
たくさんの人が救われると思います。