東洋療法学校協会の公式サイトの「東洋療法雑学事典」をご紹介させていただきます。
今回は次のテーマについてです。
Q:経絡(けいらく)という言葉を聞いたことがあります。一体どういうものですか?
Q:日本での鍼灸(しんきゅう)の起源はどういうものでしょうか?
鍼灸に関する素朴な疑問や質問についてご紹介します。
上記について順にみていきましょう。
Q:経絡(けいらく)という言葉を聞いたことがあります。一体どういうものですか?
経絡というのはどのようなものなのでしょうか。
よく、経絡はツボ・経穴(けいけつ)がつながったもの、といわれたりしますが、身体にある経路のようなものです。
身体内外に拡がる道路、或いは連絡網ともいえるでしょう。
古くは中国の中医学に由来していて、経験的な知見により見出されたものなんですね。
東洋医学の重要な概念として、「気」や「血(けつ)」や「津液(しんえき)」がありますが、それらの通り道が経絡といわれています。
別の表現をすれば、エネルギーの通路ともいえるでしょう。
東洋療法雑学事典の回答としては、次のように書かれています。
A:経絡は東洋医学の独特な考え方の1つです。経絡は目に見えないのですが、身体の内(五臓(ごぞう)六腑(ろっぷ))と外(体表面や外部環境)を結び、身体を健やかに保つ気というエネルギーの通り道であると考えられています。
Q:日本での鍼灸(しんきゅう)の起源はどういうものでしょうか?
次に、鍼灸の起源についてです。
鍼灸の起源は古代中国と考えられていますが、いつごろから存在していて、いつ日本に伝わってきたのでしょうか。
鍼灸は、江戸時代には盛んだったといわれていますが、日本に伝わったのは飛鳥時代なんですね。
中国ては紀元前から存在していたようです。
よく「中国2000年の」とか「3000年の」などと表現されますが、はるか昔からあったんですね。
東洋療法雑学事典の回答としては、次のように書かれています。
A:日本における鍼灸の歴史は古く、飛鳥時代の562年に中国から伝わってきた「明堂図(めいどうず)」という医書の中に鍼灸についての記載があります。そのようなことから約1,400年以上前に日本に伝えられたことになります。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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