東洋療法学校協会の公式サイトの「東洋療法雑学事典」をご紹介させていただきます。
今回は次のテーマについてです。
Q:鍼灸治療院の領収書は医療費控除に使用できますか?
Q:鍼ってどのくらいの深さまで刺すのでしょうか?
Q:鍼は刺す深さが深いほど効果が大きいのですか?
鍼灸に関する素朴な疑問や質問についてご紹介します。
上記について順にみていきましょう。
Q:鍼灸治療院の領収書は医療費控除に使用できますか?
医療費を支払った場合に、確定申告の際に一般には「医療費控除」として計上することができます。
鍼灸の場合はどうなのかということについては、東洋療法雑学事典では次のような回答となっています。下記に引用します。
A:原則として医療費控除の対象となりますが、疾病予防や健康増進目的の場合はご利用いただけない場合もあります。疾病治療の目的であっても、税務署によっては病気を治す目的で通院しているという証明書(医師の診断書)の提出が必要な場合もあります。
鍼灸治療については、原則として医療費控除の対象となるということですね。
ただし一部の例外があるということになります。
Q:鍼ってどのくらいの深さまで刺すのでしょうか?
身体に刺す鍼ですが、これは深さについての質問です。東洋療法雑学事典では下記のような回答になっています。
A:鍼灸師によっても、訴えのある症状によっても鍼を刺す深さは様々です。身体の部位によっても異なりますが、一般的には10mm前後というところだと思われます。すべての鍼灸師は解剖学的知識を持ち、治療目的に応じて深さを決めます。また、鍼の刺入時に独特の感覚を受けることがありますが、その感覚が苦手な場合や鍼の深い刺入が不安な場合は担当者にお伝え下さい。深さを調節したり、刺さない鍼を使用したりすることも可能です。
鍼を刺す場所によって違うけれども一般的には10mm前後ということですね。
もちろん、その刺鍼する目的によって違うと思いますが、厚い筋肉層にアプローチする場合は数センチほど刺す場合もあります。
その場合は当然のことながら周辺の解剖学的知識を理解した上で、安全を第一に刺鍼します。
Q:鍼は刺す深さが深いほど効果が大きいのですか?
前の質問と関連しますが、刺す深さと効果についてはどうなのでしょうか。雑学事典では次のような回答になっています。
A:鍼にはさまざまな種類があります。一般的によく知られている刺す鍼もあれば、赤ちゃんや小さい子供を対象とする小児鍼のように刺さない鍼もあります。鍼を刺さなくても、皮膚に刺激を与えるだけで効果があります。鍼をごく浅く刺して効果を出すやり方もあります。鍼を刺す深さが深いほど効果が大きいとは必ずしもいえないようです。
やはりこれも、刺鍼の目的によって違う、ということですね。
小児鍼の場合は刺さないで皮膚刺激を中心に施術することになりますし、深いところにアフローチする必要がある場合は、それなりの深さになるということです。
深ければ深いほど良い、ということではないんですね。
東洋療法雑学事典では、一般の人が思われるような素朴な疑問に答えています。下記も是非ご参照ください。
その他さまざまなQ&Aは東洋療法学校協会のページで紹介されていますので是非ご覧ください。
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