鍼治療を受けたペンギンがいるという記事が、アメリカの地方紙サイトに掲載されて。(The Advocate アドボケイト)
ニューオーリンズのオーデュボン水族館にいるアフリカペンギンのアーニーは、36歳という高齢です。
どれぐらい高齢かというと、動物園のペンギンの平均寿命より10~15年長生きで、野生のペンギンの約3倍も長く生きているのだそうです。
飼育されたペンギンの中では歴代3番目の長寿とのことです。
そのため片目はすでに見えなくなっているし、関節炎のため泳ぐことも難しくなっていたそうです。
アーニーが水族館に来て以来、約20年間いっしょに過ごしてきた飼育員のダイアーさんは、まるで息子のように世話をしています。
そんなダイアーさんはアーニーを心配して獣医のシンディ・ベンボウさんの鍼治療を受けさせることにしたそうです。
ベンボウさんは、2004年以来、トカゲから馬まで鍼治療を行ってきたという獣医です。
鍼治療を受けたアーニーは、初めのうちは少し眠くなったようですが、数日のうちに水に潜って泳ぎ始めたそうです。
そして2回目の治療の後には、食事時に元気よくエサに群がるペンギンの仲間入りをしたんですね。
鍼治療を受けているときのアーニーの様子について述べている部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆アーニーは、人間ではなくペンギンに育てられたペンギンだったが、鍼が背中に刺さった状態10分間そのままにしておく治療中も、鍼を気にしていない様子だった
おとなしく鍼治療を受けて、加齢に伴う機能の衰えもここまで回復したというわけですね。
当サイトでは、中国のペットへの鍼灸についても紹介しています。こちらもご参照ください。
今回の記事の詳細は「アドボケイト」のサイトをご参照ください。
◆The Advocate – 2018.06.15 Acupuncture on penguins? Old bird gets new life after procedure at Audubon Aquarium
https://www.theadvocate.com/new_orleans/news/article_72fb43de-70d8-11e8-a6f0-2b35ee1c9807.html