ロズウェルパークがんセンターでは、がん患者の治療に鍼灸が含まれるのが当たり前になっていると地方紙のサイトで紹介しています。(バッファローニュース)
がん患者は、抗がん剤治療などで副作用に苦しむだけでなく、精神的にも不安定になりがちなうえ、進行すると痛みのコントロールも必要になるといわれます。
そのため、がん患者の多くが補完的な療法やサプリメントを使用していると推定されています。
そうしたことから、がん患者には医療と補完的療法の統合戦略が必要ということになってきたそうです。
鍼灸、マッサージ、ヨガ、栄養相談など、病を治すことはできなくても、生活の質(QOL)を改善しうるものが、各地のがん専門病院に取り入れられるようになりました。
ロズウェルパークがんセンターでは、2017年から小児がんの患者に導入しているそうです。
血液がんのジリアン・マージンスキさんには吐き気と不安が起きていましたが、治療と同時に補完的な療法も試みたそうです。
ロズウェルパークがんセンターのカーラ・ケリー博士の言葉を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆学校で体操とクラリネットの演奏に力を入れるマージンスキさんは、がんセンターで鍼治療と指圧を受け、さらにヨガとアロマセラピーも受けている。
◆彼女と両親はこれらが助けになっていると語った。
がん患者の生存期間が延びるほど、患者にとっては生活の質が大きな問題になります。
そんなとき、病院で相談しながら自分に合いそうな療法をいくつでも選べるなんてうらやましいですね。
ロズウェルパークがんセンターでは現在、成人のがん患者にもこうしたプログラムを拡大しているそうです。
当サイトでは、鍼灸を導入しているがんセンターのニュースを紹介しています。こちらもご参照ください。
抗がん剤の副作用や痛みの緩和に鍼灸治療が用いられるケースはますます増えてきているようですね。
今回の記事の詳細は「バッファローニュース」のサイトをご参照ください。
◆Buffalonews – 2018.02.16 Acupuncture at Roswell? Mainstream medicine embraces unconventional therapies
http://buffalonews.com/2018/02/15/acupuncture-at-roswell-mainstream-medicine-embraces-unconventional-therapies/