2017.03.12 THE IRISH TIMES(アイリッシュタイムズ)
副作用のない鍼灸治療に目を向ける人が増えているアイルランドで、不妊治療や、妊産婦のケアでも鍼灸治療が普及しているとアイリッシュタイムズのサイトで紹介されています。
鍼灸師のハンナ・オコネルさんは、体外受精を受ける人をサポートする鍼灸治療を行っています。
その患者さんが妊娠した場合、オコネルさんは、12~16週間鍼灸治療を続けるように勧めるそうです。
妊婦特有の朝の吐き気には、手のツボへの鍼がよく効くようです。
さらに、頭痛 睡眠障害や不安、便秘、骨盤痛、静脈瘤などに対応することで、妊娠中期を安定させることができるそうです。
妊娠中の症状緩和だけでなく、逆子になった場合は、赤ちゃんが動けるスペースがあれば、お灸によって赤ちゃんを回すこともできるそうです。
これまでの研究では、お灸による逆子の解消は48時間以内に80%の成功率だそうです。
これで医療の介入を受けずに済むなら、妊婦の体に負担がかからなくて楽ですね。
オコネルさんが語る女性と鍼灸治療の上手なつきあい方の部分を以下に引用します。
要点は以下のようになります。
◆古い格言に「予防は治療に勝る」とあるが、鍼灸治療は素晴らしい予防効果がある。
◆妊娠を知ったときに鍼灸治療を開始することは、自分の健康への投資だと言える。
妊娠や出産には多かれ少なかれ心身の不調がつきまといますから、鍼灸治療を上手に取り入れたいですね。
当サイトでは、フランスの産婦人科病院に取り入れられた鍼灸治療も紹介しました。こちらも併せてご参照ください。
体のバランスを整える鍼灸治療は、病気の予防にも、妊婦さんに対しても、活躍しているんですね。
今回の記事の詳細についてはアイリッシュタイムズに掲載されている記事をご参照ください。
◆THE IRISH TIMES – Acupuncture ? can it help pregnancy?
http://www.irishtimes.com/life-and-style/health-family/acupuncture-can-it-help-pregnancy-1.2999825