2016.11.16 Xinhuanet(新華社通信)
ペルーの首都リマの中国医学診療所に評判の医師がいると新華社通信の英語のニュース・サイトで紹介しています。
ペルーのリマといえば南米有数の大都市で、周辺には古代遺跡などもあるところですね。
ペルーでは伝統的な中国医学が普及していて、リマだけで約50か所も中国医学診療所があるそうです。
69歳の「アンジェラ・周」医師は、1989年にひとりでペルーにやって来てクリニックを開設しました。
以来27年間、患者が多い日は食事をする時間も忘れて週6日働いているそうです。
2007年から2009年の週末は、山岳地帯などで無料の医療サービス提供もしてきたんですね。
当初、漢方薬や鍼灸治療に反発していた地元の人々も、漢方治療講座や太極拳公演などの文化活動を通じて、徐々に受け入れるようになったそうです。
40歳のキャリン・センテーノさんは、腰椎椎間板ヘルニアを患い、病院に何年も通っても改善せず右足が麻痺していました。
そんなとき、周医師のうわさを聞いて治療を受けてみたそうです。
センテーノさんの言葉を以下に引用します。
“It is surprising that my situation has improved obviously after two acupunctures. I am full of confidence now,” she said.
“Through traditional Chinese medicine, my children and I are increasingly interested in Chinese culture,” she said. “I’m encouraging my children to compete for a short-term exchange program in China so that they can travel to China and learn Chinese culture first-hand.”
要点は以下のようになります。
◆2回の鍼治療で明らかに状況が改善されたことは驚くべきことである
◆伝統的な中国医学を通じて、中国文化にますます興味を持った
◆子供たちには、中国を旅行して交流プログラムに参加し文化を直接学ぶように勧めている
鍼灸治療は、一人のペルー人が中国文化に興味を持つきっかけになったわけですね。
それだけでなく、彼女の子供たちが中国と交流して友情を築くきっかけにもなっていきそうです。
当サイトでは、腰痛と鍼灸治療についての記事を紹介しています。こちらもご参照ください。
今回の記事の詳細については、新華社通信のサイトをご参照ください。
◆Xinhuanet – Feature: Traditional Chinese medicine popular in Peru
http://news.xinhuanet.com/english/2016-11/16/c_135834437.htm