2016.10.18 読売新聞ヨミドクター
少し前になりますが、「精巣の痛み、半分は「原因不明」」という記事が読売新聞ヨミドクターに掲載されています。
お医者さんでなければわからないことですが、精巣の痛み(タマが痛い)を訴えて泌尿器科を受診する患者さんが結構いるようです。
精巣の痛みが起こる病気には、精索静脈瘤、精索水腫、腫瘍、細菌の炎症、陰嚢水腫、鼠径ヘルニア術後、パイプカット術後、精巣捻転などがあるんだそうですね。
別の場所の原因としては、尿管結石、鼠径ヘルニア、骨盤底筋痛/痙攣、腰椎椎間板ヘルニアなどで、このような原因であれば、適切な治療で痛みは軽快するといわれています。
ところが、半数は原因が見つからず、痛み止めなどを投与してもあまり効果がないんだそうですね。
米国泌尿器科学会では、原因不明のケースの改善策としていくつかの方法を推奨しています。
その中に鍼灸治療も入っていることを日本の泌尿器科医が紹介している部分を以下に引用します。
原因不明のタマの痛みには、様々な治療が必要となる場合があります。他にも、鍼(はり)治療などが勧められていました。米国の学会で、東洋学的な診療である鍼治療が紹介されて、私はびっくりしました。ただ、米国のペインクリニックでは東洋医学的な治療法は導入されているので、珍しいことではないようです。
全文を読むには、読売新聞ヨミドクターのサイトをご参照ください。
アメリカでは、ペインクリニックでの治療の選択肢の中に鍼灸治療が入っているんですね。
日本では、一部は医療機関の中に鍼灸治療が入っているケースもありますが、まだそこまで進んでいません。
鍼灸治療を希望する場合は通常は鍼灸院に行くことになります。
日本でもアメリカのように、医療として、鍼灸の効果がもっと認められるといいですね。
鍼灸の効果については、こちらもご覧ください。
⇒ 鍼灸の効果
今回の記事の詳細については、読売新聞ヨミドクターのサイトをご参照ください。
◆読売新聞ヨミドクター – 精巣の痛み、半分は「原因不明」
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161004-OYTET50040/