2016.04.09 bismarcktribune.com(ビスマルク・トリビューン)
アメリカの地方紙ビスマルク・トリビューンのサイトに「薬の代わりに鍼灸治療で疼痛管理」という記事が掲載されています。
補完代替療法への関心が高いアメリカで、医師であり鍼師でもあるアンソニー・テジョ氏が紹介されています。
歩くと左の腰が痛むという患者が、テジョ医師の電気鍼治療で回復していく様子も同時にリポートされています。
テジョ医師が鍼師になる勉強を始めたいきさつを語った部分を引用します。
Tello said he and other physicians at Sanford ran a discussion on homeopathic medicine and alternative medicine in the early 1990s.
“Many times you get into situations where the traditional Western medicine is not working. So you ask yourself, ‘Well, what else can I offer my patients?’ – especially in the area of pain management,” he said.
Tello signed up for an acupuncture course in California after that conversation and has been practicing it ever since. When he started, he said some physicians at the hospital thought it was quackery.
要点は以下のようになります。
◆1990年代初頭、他の医師とホメオパシーと代替療法について議論を始めた
◆西洋医学に基づいて治療しても効果がないとき、特に痛みを訴える患者に自分は何ができるかと自問した
◆カリフォルニアの鍼師養成コースに入学したころ、一部の医師は鍼をインチキだといっていた
アメリカでは近年、鍼灸治療を取り入れる医師が増えていますが、1990年代当時は、インチキ呼ばわりされることもあったんですね。
以来20年間、テジョ医師が手がけた鍼治療の大半は、片頭痛をはじめとする慢性病の疼痛管理でした。
鍼灸治療が適応となる痛みを抱える患者には、それがどのように効くか、丁寧に気の流れから説明しています。
このようなテジョ医師の治療は、西洋医学の薬に代わる治療を求める患者の間で人気となっているそうです。
慢性疼痛と鍼灸治療については、以前当サイトでもご紹介しました。こちらも是非ご覧ください。
今回の記事の詳細については、bismarcktribune.com(ビスマルク・トリビューン)のサイトをご参照ください。
◆bismarcktribune.com – Sanford doc uses acupuncture for pain management as an alternative to meds
http://m.bismarcktribune.com/news/local/sanford-doc-uses-acupuncture-for-pain-management-as-an-alternative/article_eeab142a-83cc-5270-aab4-f8c453b4b573.html